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能力だけじゃない 出世する人が放つオーラの不思議 第39回 ハロー効果

2019/8/28

■仕事ができる人が出世するわけではない

皆さんのまわりに、大した実力もないのに、トントン拍子で出世していく人はいないでしょうか。反対に、仕事はすごくできるのに、なかなか出世できない人もはいませんか。そんな人たちを見て、出世する人としない人とで何が違うのか、考えてみたことはありますか。

実は私、会社勤めを続けていたら、来年定年を迎えます。当時の同期で集まると、出世した人としなかった人がハッキリ分かれています。それを見ていて、出世の奥義を発見しました!

仕事ができるかどうか、能力や実績だけでは決まらないことくらいは、誰でも知っています。「え、あのポンコツが?」「あんなに優秀だったのに……」という例が山ほどありますから。

仕事ができても、上司に認められなければ、出世につながりません。もっと言えば、上司に認めてもらえさえすれば、仕事ができるかどうかは大した話ではありません

つまり、出世の決め手になるのは、「仕事ができる(実力がある)と“思われる”かどうか」です。周囲からそう思われている人が、どんどん出世の階段を上っていくことになります。

一旦、「こいつはできる」と思われたら、いい仕事が回ってくるようになります。重要なポストを任されるチャンスもでてきます。うまくいけば、「さすが」と言われ、いかなくても「いい勉強になったに違いない」と好意的に解釈されます。すると、またチャンスが巡ってきます。

逆に、ひとたび「できない」の烙印を押されたら、割の合わない仕事ばかり押し付けられます。できて当たり前、できなければ「やっぱり」と言われてしまいます。

こんな風に「できると思われるかどうか」で、まわりの扱いがまるで違ってきます。そう思われない人はスタートラインにすら立てないのです。

■後光が差してまぶしく見える

「できると思われるためには、仕事ができないといけない。だったら同じじゃないか」と思われる方がいるかもしれません。もちろんそれも大切ですが、それだけじゃないのです。

一番分かりやすいのが学歴です。「東大卒」と聞いただけで、仕事ができると誰しも思うのではありませんか。「TOIEC850点」「元サッカー部のキャプテン」「ビジネス書の読書会を主催」というのも同様です。やり手のような気がしませんかね。

こういうキラリと光るものでなくても大丈夫です。「明るくハキハキとあいさつができる」「いつも清潔感のある身だしなみ」「どんな時もポジティブな発言」「気配りができて面倒見がよい」というので十分。「優秀な人材である」という印象を周囲に与えることできます。

私たちは、相手を評価するときに、目立った特徴に引きずられ、その他の評価が歪められる傾向を持っています。これを心理学者のE・ダイクソンは「ハロー効果」(光背効果)と名づけました。

ハローとは、神様や仏様の頭の後ろに描かれる「光の輪」のことです。先ほど述べたような特徴を持っている人は、後光が差してまぶしく見えるわけです。

特に、日本では、「人柄が良い人」と「能力がある人」が混同されがちになります。「仕事ができる」と思われたかったら、程度問題はあるにせよ、「いい人だ」と思われるのが近道になるのです。

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