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フライドチキン、クリスマス+「ちょいハレ」で開拓 日本KFCホールディングスの近藤正樹社長

2019/8/3

日本KFCホールディングスの近藤正樹社長

「ケンタッキーフライドチキン」と聞いてまず思い浮かべるのは、クリスマスなどのパーティー風景。日本KFCホールディングスの近藤正樹社長は「クリスマスだけの(ブランド)イメージではだめ。ちょいハレ需要を取り込みたい」と意気込む。新メニューやテレビの新CM効果で、2018年夏から客数も伸びてきた。ファン拡大へ意外な新商品も検討している。

■「年に1回だけ買う」4割にあぜん

――昨年夏までは苦戦していましたが、何が原因だったんですか。

「いい物を出していればお客さんは来るという待ちの姿勢でした。顧客データを調べてみると、年に1回だけ買うという人が40%近くもいたんです。年2回の人は20%。あぜんとしました。新規のお客を開拓するよりも、来たことのあるお客にもう一回来てもらうほうが近い。そっちに振ろうと考えました」

「うちの売り上げ構成はテークアウトが70%です。残りの30%がイートイン。ある意味じゃ外食だけど、中食なんです。他のファストフードとはお客も時間帯も違う。中途半端にやっていると全部とれなくなります。テークアウトを強化して、イートインも日常的に入りやすい環境にする必要がありました」

――具体的にはどんな手を?

「お値打ち価格のメニューとして500円のランチセットを出しました。どうしてもうちのチキンは大人数で食べるものというイメージが強かったので、それを払拭する必要がありました。ニュースになることをやろうと企画したのがベンチに座ったカーネル像。店に入る敷居がちょっと低くなったかなと思います」

――テレビCMに女優の高畑充希さんを起用しましたよね。

「女性のお客が多いので、それまでのCMは男性の俳優だったんですよね。でも思い切って代えました。非常に良かったなと思います。ポイントは『今日、ケンタッキーにしない?』というセリフです。会社や学校などでちょっといいことがあった時、ちょっとしたハレの日に想起してほしいという思いがあります」

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