その助言、実は占師の手口 悪質コンサルに気をつけろ第35回 バーナム効果

結構、当たっていませんか?

「このコラムを読んでいるのは、どんな人達なのだろうか……」。書き手として常々気になっていました。読者によって書く内容も語り口も変わってくるからです。

そこで、アメリカの著名な心理学者が提唱する最先端のメソッドを駆使して、読者像をプロファイリングしてみました。以下の項目のうち、どれくらい当てはまっているかチェックしてもらえませんか。

・あなたは、人一倍の努力家でありながら、もっと頑張らなくてはと思う面もあります。
・あなたは、問題に積極的に取り組む一方、ズルズルと先延ばししてしまうときもあります。
・あなたは、人に頼って生きることを好まず、他者と仲良くやっていきたいと思っています。
・あなたは、粘り強くじっくりと物事に取り組み、みんなより素早く対応することもできます。
・あなたは、人や社会のために役立ちたい思いつつ、自分だけの世界を大切にしています。
・あなたは、自分だけの個性や能力を持っており、十分に生かしきれていないと感じています。
・あなたは、いつも明るく振る舞っていながら、心の中に不安を抱えていることがあります。

いかがでしたでしょうか。「ほとんど全部当たった」「まさに自分にピッタリ」「どうやって分かったの?」という人も少なくないのではありませんか。

そう思った方は要注意。妙な占いやセールスにひっかからないとも限りませんから。今からお話する「バーナム効果」をしっかりと頭に入れておいたほうが身のためだと思いますよ。

なぜ、占いの人気が衰えないのか?

お気づきのように、この文章は内容が曖昧であり、誰でも当てはまる一般的なものばかりです。それを自分だけだと思ってしまうのが「バーナム効果」です。

心理学者P・ミールが興行師P・バーナムの名前を借りて名づけたと言われています。心理学者のB・フォアラーがやった実験が有名で、先ほどの文章はそれを参考にして私がつくりました。

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