貫禄ポイント2

■リゾート慣れした印象を約束 一枚上手の柄物はレトロ調

無地ものばかりでなく、もちろんグラフィックな柄ものも、リゾート地には気分です。けれど、「海といえば!」と猛獣系、もしくは亜熱帯のジャングル系など、イキった選択は避けるべき。むしろ、「……そう来たか」とおしゃれの経験値の厚みを感じさせるパターンこそが“貫禄”な印象になるのです。

そんな壮年の男性におすすめしたいのが、60年代や70年代を思わせるビンテージ調のテイスト。ちょっとあせた優しい色合いと柄が、壮年の肌感にフィットしますし、何より肩の力の抜けたリラックス感を醸し出せて、いかにもリゾート慣れした“貫禄”が出るのです。しかもこういったテイストは、人間的な温かみを感じさせる効果もあり、実に女性好み。トレンドということもあり、このテイストは花盛りですが、その中でも抜群に好感度の高いデザインはこちらです!

◇都会感とリゾート感の絶妙のミックス。N.Y.エリートが愛するサーフな一着
平日は都会生活を楽しみ、週末は海へ。そんなライフスタイルを愛する、いわばエリートサーファーたちに近年人気なのが「サタデーズニューヨークシティ」。NYの都会的な感覚と60年代、70年代調のサーフカルチャーをミックスしたデザインは、リゾート映えしつつもクールでスタイリッシュ。2009年に始まったブランドでありながら、すでに2012年、2016年にGQベスト・ニュー・メンズデザイナー賞受賞も納得です。そんなブランドの中でのおすすめはストライプ柄。絶妙な色の配色やストライプの幅のグラフィックなインパクトなど、シックとレトロのミックス感は、「……一味違うわね」とおしゃれな女性ほど一目置く洗練度。夕方になれば、さっとビッグシャツを羽織ってレンジローバー。そんな光景が、ああ、実にサマになる一着です。

水着 税別13,000円(サタデーズニューヨークシティ)

◇大人の“甘味”はこう作る。名門イタリアブランドのレトロなヨット柄
どこかノスタルジックなぬくもりを感じるヨット柄は、イタリアの老舗ブランド「アルテア」のもの。19世紀にネクタイやスカーフブランドから始まったブランドだけに、テキスタイルの技術、センスは群を抜いておりますが、水着もやはり高センス。どれをとっても、いかにも趣味の良い印象を与える柄物がそろっているのです。

その中でもビンテージ調の柄、淡い色合いの水着は、派手すぎず地味すぎず、どこか優雅な甘さがある絶妙なバランスを醸し出せます。こういった微糖系の柄パンものをはきこなすこと自体が一枚上手の“貫禄”感。ちょい幅広なトランクスタイプなので、リラックス感も満載です。デッキチェアでくつろぐ姿がとことんサマになるのですから、プール美人の女性たちの視線攻撃は、やむを得ないとご覚悟を。

水着 税別16,000円(アルテア/エストネーション)

同じ夏でも大人な夏。ツボをついた水着スタイルは、プールという名の社交場でその魅力をいかんなく発揮してくれるはずです。ちなみに、ビーチサンダルだけでなく、プールサイドではエスパドリーユも一緒にご用意がおすすめ。足の指が隠れただけでも、水着姿はきちんとした印象になるもの。プールサイドのレストラン、クルーズのテラスなどでぱっとスイッチすれば、くだんのイタリアダンディー的“貫禄”度は相当なもの。夏は短し、お試しあれ!

清水久美子
ファッションディレクター。大学卒業後、銀座和光を経て、婦人画報社(現ハースト婦人画報社)入社。25ans(ヴァンサンカン)編集部で活躍後フリーとなり、ラグジュアリーなスタイルを得意とするスタイリストに。男性向けスタイリングの提案、商品企画も手がける。

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