しとしと雨が降り続く憂鬱な梅雨の季節。そんな時こそ、ファッションで気分を上げたい。雨の日に最適なコーディネートを組んでいる人は、それ自体大人びて見える。そこで、洗練されたスタイルで人気を集めるセレクトショップADAM ET ROPE'(アダムエロペ)二子玉川ライズ店、池島渉さんに、雨の日にもってこいのアイテムをコーディネートとともに教えてもらった。
■シルエットもポイント、細すぎないものを選ぶ
――雨の日は憂鬱という人も多いです。ファッションの楽しみ方はあるのでしょうか。
「やっぱり着ていてストレスにならない服を選ぶのが大前提でしょうね。多少汚れとかも気にせず着られるものを選ぶことから始めましょう。わざわざ白いパンツをはくのもちょっとね」
――池島さんはどのようにコーディネートを組んでいるのですか。
「どこのパーツから組むというよりは、快適な素材であるか否かで選びます。基本的に洗えない服は身につけないように。例えばこれからの時期に多いサマーウール。メンテナンスのコストが高い分、雨の日は絶対避けます。あとは白スニーカーや革靴もそう。もとから手入れが発生するものはストレスの原因になるので選ばないです」
――雨の日に不快にならないモノ選びを前提とされていますが、その先に楽しむポイントはありますか。
「色はどうでしょう。例えばですけど、上下真っ黒のコーディネートでもインナーに色を入れてみたり。たぶんTシャツなどは色物を持っている方も多いと思うんです。逆に言えば、雨の日のためにインナーとして使うアイテムは白や黒でないものを選んでいいのではないでしょうか」
――では、雨が直接あたるウエアは使いやすい黒などを選べばいいのでしょうか。
「そうですね。アウターなどは黒でまとめて、インナー、またはその他で遊ぶ。ハードルが低く、取っ付きやすい方法かもしれません」
「あとポイントとしては、シルエットです。細すぎないものを選びましょう。やっぱり、肌にくっつくのは不快だと思うので。特に都会は電車通勤の方がほとんど。人混みで衣服もまとわりつくとなると嫌じゃないですか」