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歴女1000人に聞く 訪ねたい城下町ランキング

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城下町が歴史好きの女性を引きつけている。「歴女(れきじょ)」と呼ばれる彼女たちは戦国武将への憧れから城下町を訪れ、ご当地の食や芸術にも触れて街歩きの楽しさを再発見している。「歴女1000人」に城下町の魅力を聞いた。

1位 京都市酒と幕末の伏見 790ポイント
 「平安京」など古都のイメージが強い京都は「城下町として発展した地域もある」(京都市観光協会)。伏見は大阪や近江と陸路や水路でつながる要衝で、豊臣秀吉が伏見城を築き商業が栄えた。「伏見の酒」が発展したのもこのころで、今も酒蔵が立ち並び往時をしのぶことができる。坂本龍馬ゆかりの旅館「寺田屋」など幕末の名所は女性ファンでにぎわう。
 世界遺産の二条城は徳川家が建造したものだが、以前には場所は違うものの織田信長の二条城などがあった。信長の二条城は本能寺の変の際に焼失した。
▼歴女のひと言
錦市場…「老舗が集まる市場で、京野菜など地元ならではの食材も買える」 町家カフェ…「抹茶パフェなどスイーツも楽しめる」 阿闍梨餅…「モチモチしていて、あんこがたっぷり」
2位 姫路市白鷺城眺めて散策 468ポイント
 優美さから白鷺(しらさぎ)城との別名も持つ兵庫県の姫路城の城下町。現在の城は徳川家康の女婿池田輝政が大規模な改修工事を行ったもの。建造時から大きな災害などの被害を受けず、400年前の面影を残す貴重な城だ。
 周辺には、武家屋敷の遺構を生かして建造した日本庭園の好古園や、西の比叡山と呼ばれる円教寺などの見どころも多い。街巡りには、姫路城の周辺を回るループバスが便利。(姫路城は2014年度まで保存修理の工事中)
▼歴女のひと言
アナゴ料理の店…「瀬戸内海産のアナゴは絶品。ランチにお薦め」 明珍火箸の風鈴…「名産の火箸で、音色が美しい」
3位 金沢市戦災免れた武家屋敷 356ポイント
 前田家の加賀百万石の城下町として栄えた。第2次世界大戦の空襲を免れた長町武家屋敷などが残る。茶屋街も、日本3名園の一つの兼六園と並び、女性の観光客に人気だ。金箔や加賀友禅などの伝統工芸も多く、資料館巡りも楽しめる。加賀藩御用達だった老舗和菓子屋もあり、スイーツ好きにもお薦めだ。
▼歴女のひと言
金沢21世紀美術館…「現代アートに興味がない人でも楽しめるしかけが多い」 近江町市場…「カニや甘エビなどが並び土産に最適」 加賀麩…「湯を注ぐと具材がふわっと広がる様がきれい」
3位 松本市大火に備えたなまこ壁 356ポイント
 烏(からす)城とも呼ばれる長野県の松本城は漆黒の天守に目を奪われる。脇を走る善光寺街道は京阪や江戸からの参拝客でにぎわい、多くの商家が軒を並べた。今も残る土蔵は、江戸時代や明治時代に周辺が大火に見舞われたため、火や風に強いなまこ壁の蔵造りに建て替えたのが始まりという。藩校の流れをくむ旧開智学校は最も古い小学校の一つ。今は校舎が博物館になっている。
▼歴女のひと言
信州そば食べ歩き…「そば居酒屋もあり、夜は地酒と一緒に楽しめる」 温泉巡り…「白骨温泉などがあり、日帰り入浴もできる」 おやき…「具のバリエーションが豊富」
5位 大阪市天下の台所支えた水路 264ポイント
 「太閤はん」と地元で親しまれる豊臣秀吉ゆかりの地。秀吉が治めた期間は20年足らずで、大坂夏の陣を経て大阪城は江戸幕府直轄の城となり、城下町が栄えた。食い倒れで有名な道頓堀は、江戸初期に大坂開発に尽力した徳川家康の孫、松平忠明が開発者の安井道頓の名から付けたといわれる。水の都とも呼ばれるほど水路の物流網が発達し、天下の台所の役割を担った。
▼歴女のひと言
「通天閣が建つ新世界のくしカツ屋巡りが楽しい」
6位 会津若松市藩御用の酒蔵 今も 254ポイント
 福島県の会津若松市は、戊辰戦争で新政府から旧幕府勢力の中核として目の敵にされた会津藩の城下町。飯盛山で自決した少年部隊「白虎隊」の悲劇でも知られる。落ち着いた街並みで、古い酒蔵も目に付く。良い水とコメがとれることから藩が財政再建に酒造りを推進したといわれ、今でも藩御用だった酒蔵が営業している。伝統工芸の赤べこは素朴でかわいいとお土産に人気だ。
▼歴女のひと言
「七日町通りはレトロな感じの喫茶店や雑貨屋がいい」
7位 那覇市 琉球王国の情緒漂う 242ポイント
 15世紀から1879年まで存在した琉球王国は、中国・朝鮮や東南アジアの国々との交易で大いに栄えた。首里城に代表される沖縄の城はグスクと呼ばれ、軍事拠点にとどまらず、聖地としての役割もあったといわれる。南国情緒がたっぷりで、公設市場では色鮮やかな魚が並ぶ。
▼歴女のひと言
「体験工房で作った琉球ガラスは思い出の品」
8位 萩市幕末の志士 生家巡り 204ポイント
 山口県の萩城は幕末の志士を数多く輩出した長州藩の本拠地。武家屋敷が並ぶ中には木戸孝允や高杉晋作の生家も残る。吉田松陰が教えた松下村塾など「幕末ファン必見の史跡多数。レンタサイクルで回れる」(大阪府の35歳)。窯元で萩焼体験も楽しめる。
▼歴女のひと言
「夏ミカンのお菓子はゼリーや砂糖漬けなど、種類がいっぱいある」
9位 名古屋市 三英傑ゆかりの地 198ポイント
 現在の名古屋城は、かつて織田信長の居城があった地に徳川家康が建造した。城下町の発展を図るために、清洲から人や寺社ごと引っ越しさせたという。「三英傑」と呼ぶ信長、秀吉、家康のゆかりの地でもある。
▼歴女のひと言
「味噌カツなどご当地グルメが充実」
10位 仙台市 政宗が開いた杜の都 194ポイント
 伊達政宗を藩祖とする仙台藩の城下町。政宗の植林政策により、緑豊かな「杜(もり)の都」と呼ばれるようになった。名物ずんだ餅は政宗が考案したという説も。
▼歴女のひと言
「定禅寺通りのケヤキ並木は冬のイルミネーションも楽しめる」

街歩き、食・アート発見

最近はゲームやマンガに登場する戦国武将の格好良さから歴史を好きになる女性が多いという。好きな戦国武将を尋ねたところ、テレビドラマで好きな俳優が演じた武将のファンになったという女性もいた。

城下町がある自治体では、戦国武将好きの女性向けにイベントを開くところも多い。名古屋市では若い男性による「おもてなし武将隊」が結成され、織田信長や豊臣秀吉、徳川家康などにふんしたパフォーマンスが人気だ。武将隊のイベントは仙台や熊本など全国に広がっており、武将との出会いを期待して足を運ぶ歴女も増えているそうだ。

歴女が選んだ城下町のランキングでは、史跡を訪ねつつ、ご当地グルメや街歩きを満喫できるところが多く選ばれた。1位の京都市は新撰組や幕末の志士らのゆかりの地に加え、カフェや市場を巡る楽しさが支持された。3位の金沢市は現代アートの美術館、6位の会津若松市はレトロな雑貨店など、それぞれに魅力的なスポットがある。

2位の姫路市や3位の松本市は、城下町のシンボルともいえる城の造形美をたたえる声が多かった。姫路城も松本城も国宝に指定され、この2城を含め、天守が現存する城は彦根城(滋賀県彦根市)や犬山城(愛知県犬山市)など全国に12城ある。

  ◇  ◇  ◇  

表の見方 ポイント数は調査結果を点数化した。

調査の概要 インターネット調査会社のマクロミルを通じて8月下旬に調査。対象は、歴史が好きで城下町を7カ所以上訪れたことのある20歳以上の女性。史跡巡りや買い物、食事など訪れて楽しかった城下町を最大3カ所選んでもらった。有効回答は20代、30代、40代、50代以上で各250人ずつの計1000人。

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