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オイシックス・ラ・大地の高島宏平社長

オイシックス・ラ・大地の高島宏平社長

食材宅配3社の経営統合で生まれたオイシックス・ラ・大地。有機野菜や料理キットでファンを広げている。アマゾンなど大手も参入してきたが、高島宏平社長は「マーケットはまだまだ広がる」と自信満々だ。自らを「食卓のカーナビ」と位置づけ、料理教室やヘルスケア関連など新規事業も思い描いている。

マーケットをどう広げるか

――3社統合の狙いを改めて聞かせて下さい。

「大きい順に3社といっても、規模は小さいんですよね。(売上高が)100億円とか200億円とか。シェアを奪い合うよりマーケットをいかに10倍、100倍に広げるかというのが今の日本のフェーズだと思っています。それなら同志が力を合わせた方が、マーケットを大きくできる確率は高いと考えました」

――3つのブランドを統合しないのですか。

「『オイシックス』は家族にいい食事を提供したいけど時間がない人へのソリューションです。価値ある時短を提供します。20代後半から40代前半のお母さんがメインのお客様になっています」

「一方、『らでぃっしゅぼーや』のお客様は食事を通して自己実現をするような方々。イメージ的には全国の酒蔵を訪ね歩く方とか。50代前後が多いです。『大地を守る会』はさらに上がって、60代くらいのご夫婦2人暮らしの方が多い。それぞれだいぶ違うブランドだな、と思っています。今は商品が似てしまっていますが、ブランディングも商品もどんどん分かれていくと思います」

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