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知らないと大変!ビジネス法則

何事も重要な20%を優先し考えよ 仕事効率化の法則 第30回 パレートの法則

2019/6/19

■過度に集中すると足をすくわれる

こんな話をすると、「効率が悪いからといって残りを切り捨てることはできない」と言う方がいます。いえいえ、切り捨てをお勧めしているのではなく、優先順位の話をしているだけです。余裕があれば、残りにも精いっぱいのエネルギーを注いでもらって構いません。

たとえば、大口のお得意様が大切だからといって、そこばかりに時間を費やしていると、次の新しいお得意様が開拓できなくなります。お得意様が心変わりをしたときに、大きな痛手を負うことにもなります。大口でなくても、売り上げ以外の部分で貢献をしてくれていることもあります。

世の中は常に変化しており、何が起こるか分かりません。新たな成長やリスクヘッジのために残りがある、といっても過言ではありません。そのための活動であれば、緊急度は低くても重要度は高いと言うべきでしょう。

あるいは、発想を転換して、「効率の悪いほうに集中する」といった作戦もありえます。ネット販売の分野では、売り上げへの貢献度が低い下位の商品を丹念にかき集めることで、全体の50%の売り上げを達成している企業があります。「ロングテール」と呼ばれる戦略です。

それに、細かいところにとことんこだわり、100%の完成度を目指して努力する、というやり方を強みにすることもできます。まさに「神は細部に宿る」です。パレートの法則はあくまでも法則にすぎず、それをどう活用するかは自分次第であることを忘れないようにしましょう。

堀公俊
日本ファシリテーション協会フェロー。大阪大学大学院工学研究科修了。大手精密機器メーカーで商品開発や経営企画に従事。1995年からファシリテーション活動を展開。2003年に日本ファシリテーション協会を設立、研究会や講演活動を通じて普及・啓発に努める。著書に「ファシリテーション入門第2版」「会議を変えるワンフレーズ」など。

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