鉄ちゃんでなくても楽しい「鉄道の博物館」ランキング

車両、模型…時忘れて

1位に選ばれたのは「鉄道博物館」(さいたま市)。開館して約5年がたつが「資料性の高い展示から体験型の運転シミュレータ、ミニ運転列車まで大人も子どもも確実に楽しめる」(弘中幸太郎さん)、「規模も大きくコレクションの充実ぶりも言うことなし」(水島英治さん)と、専門家の評価は変わらず高い。

2位は今年、開設40周年になる「梅小路蒸気機関車館」(京都市)。「多数のSLに囲まれ、SLが現役だった当時の気分を味わえる」(佐々倉実さん)。蒸気機関車が並ぶ扇形(せんけい)車庫は国の重要文化財に指定されている。京都駅からは徒歩でも約20分の場所にあるので行きやすい。

3位は2011年にオープンした「リニア・鉄道館」(名古屋市)。鉄道がどういう歴史をたどって高速になってきたか、その進歩を実車両を使って解説する博物館だ。JR東海が運営するだけあって新幹線の展示は充実。2003年に鉄道の世界最高速度(時速581キロ)を記録したリニアモーターカーも展示している。

りくべつ鉄道提供

「全国鉄道博物館」(JTBパブリッシング)などの著書がある鉄道史研究家の白川淳さんによると、全国には大小を含めると約200もの鉄道関連博物館があるという。「大きな博物館を回った後は、自分が乗ったことのある車両を探してみては」とアドバイスする。

運転体験も多種多様

近年、鉄道ファンを中心に人気が高まっているのが、実際に運転席に乗り込み、車両を動かす「運転体験」だ。気軽に体験できるものから本格的なものまで、さまざまなタイプの運転体験ができる。

りくべつ鉄道(北海道)=写真=や一畑電車(島根県)では、小学校高学年から体験できるコースがある。一方、碓氷峠鉄道文化むらの運転体験は、事前に1日の学科実技講習を受け、修了試験に合格する必要がある。年齢も18歳以上(高校生は不可)。回数を重ねると連結体験などの本格的な操作もできるので、リピーターも多い。

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表の見方 数字は選者の評価を点数化。(1)入館料(2)問い合わせ先(3)アクセス =写真は各博物館提供

調査の方法 鉄道に関心を持ったばかりの人でも楽しめる施設を専門家にあげてもらい順位を決めた。選者は以下の通り(敬称略、五十音順)。

▽今津直久(月刊「鉄道ピクトリアル」編集長)▽大野雅弘(JTBパブリッシング編集主幹)▽佐々倉実(鉄道写真・映像カメラマン)▽白川淳(鉄道史研究家)▽瀬端浩之(日本旅行鉄道プロジェクト)▽高橋信裕(文化環境研究所常務取締役)▽弘中幸太郎(クラブツーリズム)▽水島英治(博物館文化産業経営研究所理事長)▽矢口正子(月刊「旅の手帖」編集長)▽米屋こうじ(鉄道写真家)

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