働き方・学び方

教えて 消費のギモン

「平成の消費不振」本当? 手応えない支出に負の印象

2019/5/22

食料品を中心にPB商品が拡大した(1993年、都内のダイエー)
●始まりと終わりで消費支出額はほぼ同じ
●医療費や通信費が増え、被服代は大幅減
●手応えのなさが消費不振の感覚を増長か

平成とはどんな消費活動をしていたのでしょうか。失われた10年、20年などとも言われた平成。低迷や不振と言われ続けた平成の消費は本当にそうだったのでしょうか。プレイバック平成の消費。主婦の消費花子さんに田中陽編集委員が解説します。

田中さん 花子さんは平成元年(1989年)がどんな時代だと思いますか。

花子さん バブル時代ですよね。とっても景気がいい時代だと聞いたことがあります。

田中さん その通りです。では平成29年(2017年)と平成元年の消費を比べてみましょうか。家計調査(総務省)で17年の月平均の消費支出額(2人以上の勤労者世帯)は31万2926円でした。平成元年はどれくらいだったと思いますか。

花子さん 景気がよかったので40万円は超えていたのではないですか。

田中さん いえ。31万6489円です。17年とほとんど変わりないのです。この消費支出を世帯人員(一世帯にいる人数)で割った1人当たりの消費支出金額にすると、17年は9万3410円に対して89年は8万5077円となります。

花子さん 信じられません。当時はDCブランドといった高価な洋服を買い、新しい家電製品も手にしていたとニュースで見たことがあります。

田中さん 確かに消費活動は旺盛でした。89年の被服及び履物の支出額は2万2577円で支出全体の7%強を占めていましたが17年では1万3206円で4%強まで減っています。被服及び履物は91年の2万4451円がピークです。ピークから45%減です。減少の理由はわかりますか。

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