「なでしこ」が1位 ロンドン五輪の注目度ランキング
開幕を迎えたロンドン五輪。日本選手・チームのメダル獲得に期待が高まるほか、競技を少し離れたところでも見どころは多い。どこに注目してロンドン五輪を楽しむのか、インターネット調査で聞いた。
どうなる メダル、新記録
昨年の女子ワールドカップに続く世界一なるか。1次リーグ初戦のカナダ戦に勝ち、勢いに乗る
1次リーグのスウェーデン戦=28日夜(日本時間) 決勝=8月10日明け方
五輪史上初の平泳ぎ2種目3連覇に挑む。急死したライバル、ダーレオーエン選手(ノルウェー)の記録超えを誓う
100決勝=30日明け方 200決勝=8月2日明け方
内村は初出場の北京で個人総合銀。日本男子団体はアテネ以来の金に期待が集まる
団体決勝=31日未明 個人総合決勝=8月2日未明
23歳以下日本代表が女子とともに好成績を残せるか
1次リーグのモロッコ戦=30日未明 準々決勝=8月4日夜以降
男子ハンマー投げで37歳の「鉄人」が挑む
決勝=8月6日明け方
日本女子レスリング初の偉業に2人が挑戦
8月8、9両日夜から
五輪最終予選では苦しんだが、28年ぶりのメダルを狙う
1次リーグ=28日夕から 準々決勝=8月7日夜以降
バタフライの松田丈志、背泳の入江陵介、寺川綾にメダル獲得の期待
28日夕から
福原愛、石川佳純、平野早矢香が五輪初のメダル狙う
シングルス1回戦=28日夜から
100メートルで9秒58、200メートルで19秒19という自身が持つ世界記録を上回るか
100決勝=8月6日明け方 200決勝=10日明け方
競技を少し離れて
開会式はもちろん、「英国音楽のシンフォニー(交響曲)」がテーマの閉会式にも注目が集まる
バッキンガム宮殿やセントポール大聖堂、大時計「ビッグベン」などを巡る
競技の緊張から解放された直後、選手から飛び出す一言は?
競泳の北島康介「チョー気持ちいい」(2004年アテネ)、「何も言えねえ」(08年北京)
競泳の岩崎恭子「今まで生きてきた中で一番幸せです」(92年バルセロナ)
マラソンの谷口浩美「こけちゃいました」(92年バルセロナ)
マラソンの有森裕子「初めて自分で自分をほめたいと思います」(96年アトランタ)
マラソンの高橋尚子「すごく楽しい42キロでした」(2000年シドニー)
容姿のほか競技中の真剣な表情と普段の笑顔とのギャップなどにも注目が集まる
収容人数は1万6千人。レストランのメニューは日本食を含め約1300種類
女子サッカーの佐々木則夫監督をはじめ、代表監督やコーチの表情にも関心が高い
イタリアのアルマーニ、米ラルフローレンなど欧米の高級ブランドが母国の代表に公式ウエアを提供。日本は高島屋が手掛ける
ウィリアム王子とキャサリン妃らが聖火リレーを出迎え。競技会場へのお出ましにも注目が集まる
アテネ五輪の体操男子団体金メダルの時の「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への懸け橋だ」など名実況も盛り上げに一役
芸能人やアナウンサーなど多彩な顔ぶれがテレビなどで現場の雰囲気を伝える
競技の注目ポイントでは昨年のワールドカップ優勝の女子サッカー、平泳ぎ2種目3連覇を目指す競泳の北島康介選手、男子体操エースの内村航平選手への注目度がずば抜けて高い。
競技を離れたところでは、10位までの項目のほか「地元の出身選手の活躍」「日本選手を応援する現地の光景」「シューズや水着などへの選手のこだわり」「選手の験担ぎ」などを挙げる人も多かった。
観戦スタイルも今までとはひと味変わる。テレビは地上デジタルへの完全移行後初の五輪で臨場感を生かした演出に力を入れ、インターネット中継にも踏み切る。
ツイッターやフェイスブックでは競技の状況や選手自らが発信する生の声に触れられる。ロンドン五輪の感動の場面が様々なメディアで伝えられそうだ。
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表の見方 ポイントは回答の結果を点数にしたもの。
調査の方法 ロンドン五輪の注目点について、「メダル獲得や記録更新」について約60、「競技から少し離れて関心があること」について約40の選択肢を日本経済新聞社運動部と協力して作成。五輪を観戦予定の20歳以上の男女を対象にそれぞれ最大10個まで選んでもらった。予想メダル個数や観戦の仕方も聞いた。インターネット調査会社のマクロミルを通じて7月中旬に調べ、有効回答1030人(男女同数)を得た。
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