出店場所選びはバクチのごとし 1人で歩き「勘」磨くハイデイ日高会長 神田正氏(8)

周囲を歩いて人の流れを確認しながら、聞き取った話を反すうして、店を開けたときのシミュレーションをします。いいイメージが固まれば、出店します。開店日が決まれば、前日に乗り込むんですよ。どんなふうになったか、見たくてしょうがないので。

駅前にもさまざまな物件があるが、「日高屋」は盲点を突いて出店候補地を確保してきた。

「日高屋」の標準店舗は30坪(約100平方メートル)です。この広さの物件は少なくないのですが、案外、借り手がいない。コンビニエンスストアには少し狭い、ドラッグストアだとかなり狭い、といった具合です。居抜きで出店した物件には「マクドナルド」の退店跡なんかがありましたね。坪当たり3万円で借りられる競合は、かつては牛丼チェーンがいましたが、徐々にいなくなり「日高屋」の独壇場になりました。そうなると、物件情報はおもしろいように集まってきます。それを吟味して、値切るわけでもなく、きっちり出店してきました。

同業他社が断った物件に出くわすことがあります。例えば歌舞伎座(東京・中央)の近くの店は、あるラーメンチェーンが見切った物件です。引き受けてみると、大成功でした。

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神田正
ハイデイ日高会長。1973年大宮市(現さいたま市)に個人経営店「来来軒」を開店。78年、有限会社日高商事を設立して社長就任。98年ハイデイ日高に商号変更。2009年から現職。埼玉県日高市出身。

[日経産業新聞 2016年9月16日付]

仕事人秘録 ハイデイ日高は金曜更新です。

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