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テレビの見方は多様になっている。画像はイメージ=PIXTA

テレビの見方は多様になっている。画像はイメージ=PIXTA

●世帯や視聴スタイルの変化に伴って測定法も進化
●総合視聴率ではドラマがランキングの上位に入る
●スマホなどで見るテレビ局由来の動画測定が課題

若者を中心に「テレビ離れ」が進んでいるといわれますが、本当に見られなくなったのでしょうか。家族のカタチ、暮らしの変化とともに視聴スタイルも多様化しています。視聴率の測定方法が変われば、テレビの評価も異なってくるかもしれません。視聴率のあり方について、消費花子さんが大岩佐和子編集委員に聞きました。

 花子さん テレビの視聴率はどのように計測しているのですか。

 大岩さん ビデオリサーチ(東京・千代田)が1962年に始めました。時代とともに測定方法は進化し、96年、「ピープルメータ」という機器で測定をはじめました。世帯に加え、個人視聴率が翌日にはわかるようになったのです。

2016年10月からは関東地区で、放送開始から7日以内に録画・再生で見た割合を測定し、提供しています。「タイムシフト視聴率」といいます。

 花子さん 一般的に世間に出ている視聴率に、タイムシフトは含まれますか。

 大岩さん いいえ。私たちが目にするのはリアルタイムの視聴率。ビデオリサーチは、リアルタイムとタイムシフトを合わせ、重複を除いた「総合視聴率」も公表しています。

 花子さん なぜ新指標が加わったのでしょう。

 大岩さん 少子高齢化や核家族化が進み、視聴の形態もずいぶん多様化しました。放送時に家に居ても録画し、CMを飛ばして追いかけ再生する、という話をよく聞きます。大量の情報にさらされていると、見たい情報だけをつまみ食いしたくなるのでしょう。

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