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知らないと大変!ビジネス法則

人手増やすと仕事も増え続ける 働き方改革を阻む原理 第23回 パーキンソンの法則

2019/4/24

上司にとって部下の数が増えることは、あらゆる面で望ましいことです。権力欲を満たすことができ、より大きな仕事にも挑戦できます。何より、自分の仕事の重要度が評価された証しになります。そのため、いろんな理由を挙げて、部下の獲得に奔走するようになります。

「むやみに人手を増やすと、やる仕事がなくて困るのでは?」と思うかもしれません。だとしたら、暇な人同士で、仕事をつくり合えばよいだけの話。そうやって、人や時間がある限り仕事は増え続け、仕事にあぶれるどころか、さらに忙しく働くことになるのです。

ここから導かれたのが、先ほど紹介した「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」という法則です(第一法則)。時間や人が余っておれば、それを満たすまで仕事は増え続けることになる。それが組織の宿命だというわけです。

■中身の量は器の大きさで決まる

パーキンソンの法則は、「資源を使いきるまで需要は膨れ上がってしまう」と一般化することができます。たとえば、お金に当てはめると、「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」となります(第2法則)。

たとえば、今年度の予算が余っているからといって、あわてて備品を購入したり、出張の仕事をでっちあげたりした経験はないでしょうか。その癖、来年度はさらなる予算の増額を申請するのが組織の常です。

家計も同じです。生活が苦しくて、「あと5万円あれば……」と副業を始めたところ、気が緩んで出費も増えてしまい、生活は少しも楽にならなかった。そんな笑えない話もあります。よほど気を引き締めないと、あればあるだけ使ってしまうのです。

あるいは、こんな経験はないでしょうか。部屋が片づかないので、大きな収納家具を買ったはずが、すぐに満杯となってしまった。結局、以前と変わらずに、収納できずにあふれたものが散らかっている。実は、我が家がまさにそうです。

加えて、昨年、パソコンの内蔵ハードディスクが一杯になったので、大容量の外づけディスクを増設しました。ところが、それもほどなく満杯になり、あわててさらに容量の大きいものを増設する羽目になってしまいました。

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