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知らないと大変!ビジネス法則

人手増やすと仕事も増え続ける 働き方改革を阻む原理 第23回 パーキンソンの法則

2019/4/24

■仕事が速い人、遅い人

昔から「仕事は忙しい人に頼め」と言われています。忙しい人は仕事のスピードが速い上に、アウトプットの質が高く、任せても信頼がおけるからです。では、仕事が速い人と遅い人とでは、一体何がどう違うのでしょうか。

たしかに、仕事が遅い人の中には、思考や行動そのものがスローな人がいます。ところが、そうでもないのに遅い人がいます。仕事のやり方に問題があるとしか言えません。

仕事が遅い人の特徴の一つに、「まだ時間があるから」と思って、先送りをしたり、なかなか取りかからなかったりすることがあります。取りかかっても、「余裕がある」と思ってスピードダウンしたり、ダラダラと進めたり……。揚げ句の果てに、細部に凝りすぎたり、頼んでいない余計なことまでやろうとしたりします。

つまり、仕事が遅い人は、さっさと片づければよい仕事を、引きのばしているのにすぎないのです。そんなことをしていたら、遅くなるのは当然です。

なぜそうなるかと言えば、「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」という法則が働くからです。

これが、今回ご紹介したい「パーキンソンの法則」です。仕事が遅い人は、このワナにはまってしまっているわけです。

■仕事の量と関係なく人が増え続ける

歴史・政治学者C.パーキンソンは、イギリスの軍隊や官僚機構を幅広く観察して、興味深い事実を発見しました。大英帝国が縮小していたのに植民地の職員数が増加する。海軍の船舶数や水兵の数が減っていたのに将官の数が増えている。そんなことが起こっていたのです。

普通は、「仕事が増えれば、官僚や管理職の数が増える」と考えるものです。ところが、実際には、「仕事の量とは関係なく官僚の数は増え続けていた」というからあきれてしまいます。皆さんの職場でも、似たようなことが起こっていないでしょうか。

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