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夕日が美しい能登でガラス作りに挑戦[PR]

たまには地図を違った向きから眺めてみてはどうだろう。日本海に突き出た能登半島も、眺めているうち長靴の形をしたイタリアにどこか似ていると思えてくるから不思議だ。

旅先では五感を刺激するような新しい発見があります。そして新たな体験を通して自分自身と向き合えば、人生はより豊かなものになるはずです。全ての人が人生100年時代を「自分らしく・ゆたかに」生きること。日本生命はGran Age(グランエイジ)プロジェクトを通じて人生100年時代を応援します。
一輪挿しに緑の色をさすための作業、水あめ状に溶けたガラスの先に色素材を接着する(上)。吹き竿の片方から吹き込む息の量を調整しながらガラスを膨らませていく(下)

地図を逆さまにして眺めると意外や意外。長靴の形と言えなくもなく、位置関係はさておき七尾湾に浮かぶ能登島もさながらイタリアのシチリア島のようでもある。首都圏から遠いイメージだった能登エリアだが、能登空港や北陸新幹線の金沢までの開業でアクセスが改善。客足がぐんと伸びている。

能登空港に降り、まず向かった先は広さ約47平方キロメートルの能登島。かつて流刑地だった離島だが、現在は2本の橋でつながる。その1つ、「ツインブリッジのと」(全長620メートル)はシャレた名前の斜張橋だが、正式名称は中能登農道橋。半農半漁の土地柄だけある。

島内にはガラス関連の施設が2つ。能登島ガラス工房と石川県能登島ガラス美術館だ。ガラス工房ではそこでできた作品を展示・販売しているほか、吹きガラス体験などが楽しめる。コップや皿もあったが、今回は「一輪挿し」づくりに挑戦してみることにした。

前掛けをして、軍手をはめて木製の作業台に腰掛けると、にわかガラス職人気分になってくる。1300度の高熱窯の中で水あめ状に溶けたガラスを吹き竿の先に巻き付け、作品づくりがスタート。竿の片側からふき込む息の量を加減しながらガラスを膨らませたり、コテやぬれた新聞紙で形を整えたり。

形を整え、15分ほどで一輪挿しが完成。ガラスの熱をさました後、作品は郵送してもらえる(上)。石川県能登島ガラス美術館。宇宙基地のようなデザインの外観が目をひく。ピカソやシャガールなど国内外の作家の作品を展示(下)

ゴーゴーと鳴り響く炉の音や、そこから発する熱でじっとり汗ばむのがわかる。工房スタッフの手ほどきを受けながらの約15分間の体験は、ライブ感たっぷりだった。

石川県は輪島塗や九谷焼が有名だが、なぜガラスなのか――。疑問を同工房の菊池正博さんにぶつけると、「塗りや焼き物に続く第3の工芸として着目しました。かれこれもう30年ほど前の話ですが、この工房でガラス作りを学んだ職人が各地に戻り、新たな工房を開設するなど活動しています」と教えてくれた。

だが、異説もあるようだ。イタリアの伝統工芸、ベネチアガラスの工房がムラーノという島にあるのをヒントに、能登島に工房を誘致した、というものだ。

島にはイタリアを連想させる食べ物もあった。「能登島バーガー」がそれ。地元産ミルクを練り込んだオリジナルバンズ(パン)に、島で育った三元豚の肉を一晩秘伝のたれにつけて揚げ、はさんだ「白」。島周辺でとれたフグの唐揚げ、アオリイカのクリームコロッケをそれぞれ野菜とはさんだ「黒」の2種類がある。

アオリイカのイカスミを練り込み黒々としたバーガー。近海でとれたフグなどが挟みこまれ、1個500円

黒は何といっても見た目が強烈で、インパクトがある。アオリイカのスミをパンに練り込み、「『黒』は海、『白』は山で、能登の里海里山をイメージした」とご当地バーガーの考案者、藤井ますみさんは明かす。

イカスミといえばパスタが浮かぶ。ここでも気になり、「イタリア料理をヒントにされたのですか」と尋ねると、藤井さんはにっこり笑った。黒も白に負けず劣らずおいしかった。互いの接点を探ると、また一段と能登がイタリアのように思えてきた。

能登島にかかるもう一つの橋、「能登島大橋」(全長1050メートル)を渡った先に位置するのが和倉温泉(七尾市)だ。白サギが傷を癒やしているのを漁師が見つけ、湯の存在が知られるところになった北陸の名湯の1つ。開湯1200年以上とされる。

鍋島藩の令嬢との恋など多田屋の歴史に思いをはせるのも興味深い。館内には宿の歴史を伝えるコーナーもある(上)。海の幸に恵まれた能登。刺し身の盛り合わせには地元でとれた新鮮な魚介類が。アカニシガイは七尾湾でしかとれない貝で、昭和天皇の好物だったとか(下)

和倉は湯の湧く浦(入り江)、「湧く浦」にちなむという。だからだろう温泉街の一角で湧き出る湯をなめたら、しょっぱかった。

旅装を解いたのは創業から130年余の歴史を持つ多田屋。高層の宿が周囲に目立つ中、客室数60(5階建て)とこぢんまりしており、中心部からやや離れた場所にある。七尾湾を一望できる魅力に加え、もう一つ、興味深いのが三代目館主夫妻にまつわる恋物語だ。

三代目館主、多田喜教に嫁いだのは実は佐賀・鍋島藩最後の藩主でその後、貴族院議員として活躍した鍋島直虎の長女、好子。喜教は東京の大学に進学したが、家業の旅館経営が傾き、仕送りも途絶えがちに。悩んだ末に喜教は自動車免許の取得を決意し、鍋島家のお抱え運転手になり、そこで好子と運命的な出会いを果たす。だが、一介の貧乏学生と大名家の令嬢との間の恋は一筋縄ではいかない。

紆余曲折(うよきょくせつ)の末、ようやく2人は結ばれはしたものの、慣れない旅館のおかみ業は苦労の連続だったらしく、しまいには94度の源泉がたまった湯船に誤って転落、全身やけどで非業の死を迎えることに――。

「好子は身分を隠して、この地でずっと弱音も吐かずやってきた。つらい時、本人を励ましたのが七尾湾の夕日、と聞いています」と六代目おかみの多田弥生さんはいう。

目の前にゆっくりと沈みゆく夕日をぼんやり眺めながら、露天の窯風呂につかるのはまさに至福のときだ

大名家の令嬢も見たであろう穏やかな七尾湾に、きらめきを放ちながらゆっくりと沈みゆく美しい夕日。あかね色に染まる空と海のパノラマを、露天の湯につかりながらぼんやり眺めれば、自然と心穏やかでいる自分に気づく。

豊かな海の幸に恵まれた能登では、食も楽しみの1つだろう。旬の魚介類の刺し身を珠洲の天然塩や能登の甘口しょうゆと合わせると、本来の素材のうまみが一層生き、地酒が進む。

部屋から直接、釣り糸を垂れることができる客室があったり、宿の専用桟橋で釣りを楽しんだりもできる。釣り道具一式は有料で貸してもらえる。うまくすればメバルなどが釣れるという。

羽田―能登空港間は便が1日2往復しており、所要時間は約1時間。能登島には「のとじま水族館」もあり、ジンベイザメにあえる。七尾市は江戸時代などに生きた絵師、長谷川等伯の出身地で、ゆかりのスポットも少なくない。JR七尾駅前や七尾マリンパーク内の一角には銅像が建ち、ゆかりの菩提寺もある。能登半島の西側の能登金剛などに足をのばせば、東側とはまたひと味違う景観が楽しめる。

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