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プロサッカー諦め東大へ ビジネスコンテスト運営に熱 KING代表 平河大斉さん(東京大学文科二類1年)

2019/3/18

選挙を経て代表となった今、掲げるビジョンは“ぶっ飛んだ人材への第一歩”。「ツレテク」で出会った仲間のように個性豊かな人材を輩出することが、面白い世の中につながると確信している。

■メンバーの持ち味を生かすリーダーを目指す

8月のビジネスコンテスト開催に向け、意欲の高い参加者の発掘、スポンサー企業との折衝など、やるべきことは山ほどある。しかし、全部自分で抱え過ぎないようにしている。よりよい組織運営に向けた改革を地道に進める。「楽しませる相手は、参加者と協力企業だけじゃない。運営側のメンバーが心から楽しめる活動にすることが大事だし、代表選挙の際の公約としても宣言しました」

「ビジネスコンテストでは運営側のメンバーが心から楽しめる活動にすることが大事」と平河さんは話す

32人の運営メンバーのモチベーションを高めるため、独自にワークシートを作って、一人ひとりと面談して目標をすり合わせることから始めたという平河さん。そこで気づいたのは、KINGの活動によって何を得たいかは人によって違うということ。仕事ではないKINGに求めるインセンティブは、人によってかなりバラつきがあったのだ。「この5カ月の試行錯誤を通じて、まずは代表である僕のゴールを明確に示すことが大事なのだと気づきました。そのゴールに合わせて、各メンバーが持ち味を生かせる采配をしていきたいと思っています」

人のモチベーションをどう高めるか。AIには簡単に置き換えられない技能を身につけられる、貴重な学習機会を得ていると実感している。1月には起業支援コミュニティー「ベンチャーカフェ」の代表者による、ビジョン策定の手法を学ぶセミナーを姉妹団体と共に開催。3月末に予定する1日完結型ビジネスコンテスト「KING MARCH」では、学生向けプログラミング講座「GeekSalon(ギークサロン)」と組むことで、アイデアをすぐにコード化できるような実践的な場を企画している。

進路についてはまだ悩み中だ。「戦略系コンサルに興味はあるのですが、ネックは長時間労働。アメリカでエンジニアとして働いている父は早ければ15時に帰宅して、家族で夕食を囲むのが当たり前で、その姿が僕の仕事観にとても影響しています。面白い企画ができそうな事業会社に進むか。将来的には、労働時間を短縮化するコンサルティング会社を自分で起業するかもしれないですね」

広い視野で周囲の状況に目を配り、自分の立ち位置や出すべきボールを見極め、しなやかに動く。チーム全体で目指すゴールは見失わない。サッカーで培ったそんな感覚は、今のKINGでの活動でも発揮されているのかもしれない。

■チャレンジャー 平河さんへの質問

Q 10年前の自分にアドバイスしたいことは?
A 自分と相手の感情を大事にしなさい

Q 10年後の自分に約束したいことは?
A 周りの人を大切にしてください

(ライター 宮本恵理子)

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