U22

チャレンジャー

プロサッカー諦め東大へ ビジネスコンテスト運営に熱 KING代表 平河大斉さん(東京大学文科二類1年)

2019/3/18

Business Contest KING代表の平河大斉さん

サークルやボランティア、起業などさまざまな分野で挑戦を続ける若者を紹介する「チャレンジャ-」。第1回はビジネスコンテストの学生団体「Business Contest KING(以下、KING)」の代表を務める東京大学の平河大斉さん(20歳)。IT(情報技術)の進化や企業による学生・学生団体への投資が盛んになるなか、大人顔負けの活動をする学生の一人だ。1年生で複数のインターンを経験するなかで見えてきた平河さんの挑戦とは。

■高校まで米国でサッカー 世界の壁を知る

KINGは年に1回、全国から100人の学生を集め、4泊5日の合宿を開催。提示された課題を解決するビジネスプランを策定し、優勝を競い合うイベントを企画・運営している。1996年の第1回開催から24期を迎える今年の代表に就任したのが平河さんだ。

流ちょうな日本語と、「偉そうに聞こえたらすみません」と繰り返す謙虚な応答からは、「18歳までアメリカで育った」とはにわかに信じがたい。現地の学校に通いながら日本人学校にも籍を置き、日本人としてのアイデンティティーを大切にしてきたのだという。

終始穏やかな雰囲気をまとう平河さんだが、アメリカでは2歳から始めたサッカーを高校まで続けていたスポーツ少年だった。名門リバプールの下部チームに所属し、一時はプロを目指していたが、「ブラジルから転校してきた同級生のプレーを見て、世界に自分は通用しないと思い知らされて」、高校の最終学年で集中して勉強に打ち込んだという。

サッカーの名門リバプールのユースチームに所属=平河さん提供

日本の大学への進学を選んだ理由について、帰国子女枠の入学試験面接では「労働経済学に興味があり、脱・長時間勤務へと転換期を迎えた日本社会の課題解決に貢献したい」と答えたが、根底にある本音は「日本人が好きだから」。

東大に入学して3カ月ほどは、「日本の生活文化を知る」ための目的で複数のサークル活動やアルバイトを掛け持ち。その後、インターンシップへの参加のみに活動を絞った。「アメリカでは高校生から企業インターンに参加するのが珍しくないので、早過ぎるとは思いませんでした」。当初は「就活に有利になるだろうという打算的な動機だった」と振り返るが、これが平河さんにとって大きな転機となる。

U22 新着記事

ALL CHANNEL