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仕事人秘録セレクション

プロレスは伝承文化 技ひたすら受け、見えた世界 元プロレスラー、天龍源一郎氏(16)

2019/4/3

天龍は2015年まで現役を続けた=天龍プロジェクト提供

「昭和のプロレス」を体現した人気レスラーで、65歳まで現役でリングに立ち続けた天龍源一郎氏の「仕事人秘録」。最終回は引退後の生活や、今のプロレス界への思いを語ります。

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2015年の引退後はテレビにも出るが、通常は普通の人と変わらない生活を送る。交流サイト(SNS)を通じた発信もしている。

今は有り余るくらい時間があるのがうれしいです。プロレスラーの頃もたまに怠けることはありましたが今はやりたいことができ好きなときにご飯が食べられます。趣味が多彩な女房とも一緒に過ごしています。

SNSはブログとインスタグラムをしています。女房が割に新しもの好きで勧めるわけですよ。皆さんには素の天龍を見て楽しんでいただきたいですね。ただフェイスブックやツイッターのようにファンが書き込めるものは娘に止められました。書き込みに腹が立って「だったら俺の前で文句言えるなら来い」と言っちゃって炎上ですから。でもプロレスラーで俺に文句を言う奴がいたら「その口で言えるのかこのやろー」とは常に思っています。

もし暇があるなら、僕らの世代の人たちを訪ねてみたいです。講演より慰問です。僕らの体感したものを話し合いたい。相撲とプロレスを知る同士で同じ空間を持てたらいいなと思います。

プロレス会場に足を運ぶことはあまりない。選手がおとなしく見える現状に思うところも多い。

プロレス観戦はしていません。天龍源一郎がいないプロレスは面白くないですから。週刊プロレスでコラムを持っているので、ちゃんと見ていますよ。結果を見ると批判したりして。普通のファンに戻っている俺がいる。みんなと同じ目線を持つ一ファンですよ。

今は格好いいレスラーはたくさんいるけど、クセのあるレスラーが減ったと実感しますね。「こいつ自分の人生と共生、共鳴している。追っかけてやろう」とファンが応援するレスラーがいるかは甚だ疑問です。

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