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モロゾフのプリン、食べても容器捨てないで 植木鉢、カップすし、アクセサリー置き……

2012/5/26

誕生から50年を迎えたモロゾフのカスタードプリン(神戸市中央区)
神戸の洋菓子会社、モロゾフのプリンが誕生してちょうど50年。今や関西では蓬莱の豚まんと並ぶお土産の定番だ。味わい豊かなプリンそのもの以上に広く愛されてきたのが、専用のガラス容器。関西では洗って取っておく人が多いが、こんなに重宝されるお菓子の容器は珍しい。背景を探った。

モロゾフのプリン。ガラスの容器が捨てられなくて、どんどんたまる――。お笑いタレント、小藪千豊さんの持ちネタだ。「あるある」。思わず共感する関西人は多いはずだ。

■容器はガラスじゃなきゃダメ

そもそも、なぜガラスなのか。「ガラスでないとお客様に認めてもらえません」。同社商品企画グループの鈴木正人さんが言う。1985年、運送や製造コストの削減のため、一部地区で試験的にプラスチック容器を導入したが、直後に売り上げは1割減。驚き慌ててガラスに戻すと売り上げも回復した。

以降、同社はガラス容器をプリンに必須の条件と位置付けた。同社社長、山口信二さんはガラス容器について「見た目の涼やかさや手に取ったときの冷たさ、適度な重さなど、五感に訴えるものが大切」と語る。“Morozoff”のロゴ入りのしゃれたデザインが高級感を醸し、肉厚なガラスがいかにも丈夫そう。確かに捨てるのはもったいない。高級な食器は全部壊れた。残ったのがモロゾフのプリンのカップだけ――。こちらは阪神大震災で被災した落語家、桂あやめさんのネタだ。

モロゾフのプリンの誕生は62年。半世紀にわたり、プリンの味はほぼ不変だが、容器は何度も改良し、今年から順次4代目に切り替わる。角を丸くしたり底面にギザギザを入れて欠けにくくしたり、揺れても底のカラメルが浮いてこないよう側面を微妙にカーブさせたり。初代で188グラムあった重量も140グラムまで軽量化した。

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