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就活教室

売り手市場、早期化に惑わされずに就活を 3月以降の就活スケジュール

渡辺茂晃 日経HRコンテンツ事業部長・桜美林大学大学院非常勤講師

2019/2/28

U22では就活に役立つタイムリーな情報を「就活教室」として随時掲載していきます。

いよいよ3月、就活解禁です。昨年以上に早期化が進んでいると言われる2020年卒業予定者の就職活動。すでに内定を持っている人も目立ち始め、焦りを感じている就活生も多いかもしれません。就活が本格的に始まる3月以降、どのように就活を進めればいいのでしょうか。

昨年より採用を早めている企業は1割?

キャリタス就活を運営するディスコが発表した2020年卒業予定者の2月1日時点の内定率は8.1%と、前年同月を3.5ポイント上回りました。この数字は前年の3月調査(8.0%)とほぼ同じ数字なので、現在の就活は19卒よりも1カ月ほど早いペースと言えます。この数字だけを見ると、「就活に出遅れてしまった」と不安に思う人もいるでしょう。でも、実際にはそんなに焦る必要はありません。当然、早めに選考対策などの準備を進めることは大切ですが、すべての企業が採用活動を早めているわけではありません。

ディスコ「2020年卒・新卒採用に関する企業調査-採用方針調査」

ディスコが企業向けに実施した調査結果を見てみましょう。グラフは面接の開始時期と内定出しの開始時期になります。このグラフからわかるのは、「就活開始3月、選考(面接)開始6月」というスケジュールはほとんど守られていないことです。6月以降に面接を始めると回答している企業はわずか10.2%です。もし、「選考はまだ先」などと思っている人がいたら、考えを改めてください。

ディスコ「2020年卒・新卒採用に関する企業調査-採用方針調査」

もう少し詳しくグラフ見てみましょう。面接の開始時期は「2月以前」が前年の7.5%から13.9%に、「3月上旬」が同6.4%から9.9%に増えています。次に内定出しの時期は「2月以前」が前年2.8%から6.1%に、「3月上旬」が同2.8%から4.9%、「3月中旬」が同2.4%から3.6%に、「3月下旬」が同5.6%から7.7%に増えています。

ここまで見ると早期化が進んでいると思えますが、それ以降では20卒が大きく上回ることはありません。面接を「2月以前」「3月上旬」に開始した企業が23.8%あり、内定出しを「3月下旬」までにする企業が22.3%あり、それぞれを前年同期と比較すると10ポイントほど増えています。つまり、10%程度が早期化していると見ることができます。3月中旬以降に面接を始める企業は昨年並みのスケジュールで進むのではないかと思っています。

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