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夢や挑戦の第一歩に~HKIC2018に懸けた思い

ハーバードと日本の架け橋(10)

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NIKKEI STYLE

HKICは「米国ハーバード大学と慶應、東大を始めとする日本の大学との交流をもっと盛んにしたい」という想いから、HCJI(Harvard College Japan Initiative)の支援を受けて、2015年に創設されたハーバード大生と日本人学生による少人数の合宿型国際交流プログラムです。今回はプログラムを終え時間も経った今、改めてHKIC2018に懸けていた思いを参加者と運営者の双方にインタビューし、聞かせてもらいました。

自分が思っている当たり前が通じないことを思い知らされた

1人目は今年度参加者の三浦明莉さん(慶應義塾大学・2年)です。

――なぜ参加しようと思ったのですか?

国内で1週間という短期間で参加できることに魅力を感じたからです。私は高校生の時にイギリスにいたのですがアメリカ人の友達がいなかったので、プログラムに参加してアメリカ人の友達を作りたいと思いました。ハーバード生というターゲットにも惹かれて応募しました。

――HKIC2018参加中にハーバード生から得た刺激や驚きはありましたか?

仲良くなりたかったので、"ハーバード生だから"ということはあまり意識しないようにしていたんですけど、やっぱりプレゼンの準備を一緒にした時にはハーバード生の頭の回転の速さに驚かされました。彼らは最初は何も考えずに話し始めるものの、自分で話しながら考えを固めていくのが上手いんです。今の自分にはないスキルなので盗みたいと思いました。また、彼らの感受性の豊かさにも驚きました。私たちが気にも留めないような本当に小さなことに興味を示すんです。例えば、バスの車内のステッカーに動物が使われているのはなぜ?とか、鳥居が赤いのはなぜ?といった感じです。自分が逆の立場だったら感動して終わっていたであろうところに、なぜ?という疑問を持っていることを知って、自分が身の回りのものに目をつぶって生きていたような感覚を覚えました。

――HKIC2018に参加する前後で三浦さん自身に変化はありましたか?

日本に帰ってきてからの1年間は日本人と過ごしていることが多かったんですけど、HKICに参加し、自分にとって居心地のいい所から一歩出たことで、自分が思っている当たり前が通じないことを思い知らされました。そして、その感覚や価値観の違いにぶつかっていくことは大事だと思ったので、居心地のいい場所にとどまるのではなく、ハーバード生のように様々なものに興味を持ち、学生のうちに新しい環境にどんどん飛び込んでいきたいと思っています。

――最後に、HKICの魅力はどんなところにあると感じましたか?

小規模な開催ゆえにハーバード生、日本人学生ともに全員と交流する機会があり、1週間という短期間ながら、参加者間の仲もとても深まったことですね。プログラム終了後も連絡を取り続けていたので、日本に観光で来ていたハーバード生と再会しご飯を食べに行ったりしました。学年や大学に関係なく対等にアイデアを出せるという環境下で、ハーバード生だけでなく日本人学生からも刺激を受けることも多かったです。4年生は視座が違うなと感じ、とても頼りになりましたし、1年生でもどんどん積極的にコミュニケーションを取っていく姿を見て、見習おうと思いました。国籍・大学・学年、全て関係なく様々な視点に触れることができるところに大きな魅力を感じました。

夢を持たずに人に流されるだけなのは格好が悪い

続いてHKIC2017に参加し、今年度は運営側としてリクルート部門で活躍してくれた、和田麻由佳さん(慶應義塾大学・3年)にインタビューしました。

――HKIC2017に参加していましたが、なぜそこから運営をやろうと思ったのですか?

自分が参加者として感じたことや経験をより多くの人に体感して知って欲しかったからです。私は昨年、自分の夢や目標を探る上で刺激を受けたいと思い、HKICに参加しました。参加して、そもそも自分は何のために大学に行くのだろうという新たな問いに気が付きました。ハーバード生は勉強したいことが明確で、それを学ぶために大学に通っているのに対し、自分は曖昧なまま過ごしていることに気が付きました。参加しただけでは夢や目標を見つけることはできなかったけれど、刺激を受けてこういった新しい問いに気が付けたということが私にとっては新しい視点であり、収穫だったので、運営に携わることで、より多くの人に還元したいと思いました。

――将来どんなHKICになって欲しいですか? そして、今後HKICに参加する方々に一言お願いします。

HKICの活動を継続することで、まずは、ハーバード大学の中で慶應の名前をとどろかせたいと思っています。そして、ゆくゆくは慶應の知名度を世界的に広められたらな、と思っています。そのためにHKICを通じて世界で戦える人を増やしたいです。2年間HKICに関わって様々な人に出会い、夢がある人はどんなところでも戦えるし、夢を持たずに人に流されるだけなのは格好が悪いなと思いました。結果にこだわる必要はないし、自分のやりたいことならたとえ失敗しても、達成感が得られると思います。私自身もHKICは夢や挑戦の第一歩になりましたし、ハーバード生や国内の優秀な学生と関わることで必ず何かを得ることができるはずです。"think outside the box, be a creator!" 自分の今いるcomfort zone(=box)から抜け出して、自分の価値を再発見したり、新しい自分や世界をcreateしてもらいたいな、と思います。

◇ ◇ ◇

インタビューを通じて、運営をしている時には知らなかった彼女のHKICにかける熱い想いを知ることができました。

私自身もHKIC2018の運営に携わっていたので、参加者の方が一つでも多く刺激を受けてくれていたことを嬉しく思うと同時に、同じ運営として頑張ってくれていた仲間がこれほどまでにこのHKICに想いをかけていたことを知ることができ、貴重な機会になりました。来年度もその先もずっとこうしてHKICのバトンが繋がっていくといいなと思います。

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