みんなの感性を解放させる「桃太郎型リーダー」へ~第4回G1カレッジ代表として「わたし」が生まれた、横須賀(9)

八村美璃 中央大学法学部法律学科4年

八村美璃 中央大学法学部法律学科4年

こんにちは、八村美璃(はちむら・みり)です! 前回の記事では、G1カレッジを運営する中で得られた経験について、お話してきました。今回は、大学3年生を控えたわたしが、どのように自らの進む道を決断し、活動してきたのかについてお話していきたいと思います。

代表をやるか、やらないか

大学生活も折り返し地点。「欲張りが効くうちに」という言い訳は、迫り来る学生証の有効期限と、霧に包まれた卒業後の進路を前に、もはや通用しなくなりつつありました。お金も時間も有限。体も一つしかない。それなのに、ただでさえ何でも入る胃袋のようなキャパシティは、更に鍛えられ、好奇心の膨らみをも助長させました。インターンにも行ったことがない。留学にも行ってみたい。中には休学という選択をする学生も、多く見かけるようになりました。それでも、好奇心無限大なわたしが決めていたのは、4年間の中で、限られた枠組みの中でやり抜こうということ。

だからこそ、誘いに即答でイエスと言えた一年前の自分とは異なり、置かれたあらゆる状況を天秤にかけて悩みました。G1カレッジの代表を引き受けるか、もうすぐ始まる研究室の幹事の時期を利用して、置き去りにしてしまっていた勉強を進めたり、はたまた他の挑戦に移るのか...。「そういえば今までのわたしは、迷った時にどうやって決断してきたのだろう」。色々なことを衡量する中で、気づけば心の声が聞こえなくなっていました。

SHOWROOM前田さん・Soup Stock Tokyoを手がける遠山さんと「クリエイティブ」分野を担当

京都で、桃太郎になったわたし

そこでわたしはこれを機に、迷った時の決断方法について、世代問わず多くのリーダー達に聞いて回りました。「迷ったらやる」「迷ったら辞める」「迷う時間すらもったい無い。即決めて、選んだ道で必要なことを悩め」。やはり荒波を越えてきたリーダーたち。どの方も淀みなくアドバイスをくれる姿を見て、わたしもそんな風に、リーダーとしての軸を持ちたいと思うようになりました。

そして悩みに悩んだ挙句、わたしが最後に辿り着いたのは、ずっと行ってみたかった京都のまち。旅をしながら、新しい空気を吸って、自らの感性を取り戻そうとしたのです。そこでも素敵な場所へ案内してくれたのは、G1カレッジで出会った京都の仲間たち。最後に案内をしてくれた仲間から、「決断するまで夜ごはんには連れて行かない」、突然そう告げられ、3時間近く一緒に歩いて話を聞いてもらうにつれて、素直な自分の声が溢れてきました。

当日最後の運営チーム挨拶にて、チームのメンバーたちと

「これまで自分が創ってきた大きな流れ。この流れに身を任せて、未知の景色を見てみたい」。どんぶらこ、どんぶらこ...。夜ごはんが食べられず、思わず、「運営代表」という大きな桃にかぶりつきたくなりました。「一緒に鬼ヶ島へ行かない?」。無事夜ごはんにありつき、そのまま目の前の仲間を運営メンバーへ引き込んだその出来事こそ、G1カレッジ運営代表になってからの、わたしの最初の仕事だったのです。

「納得するまで悩むこと、最後は誰の言葉でもなく自分の感性を信じること。今までもこれからも、それがわたしの決断方法なんだ」。ゆったりと流れる鴨川を眺めながら、自分の感性の流れを見出すことができました。

10年後、20年後も仲間と「未知」を切り拓きたい

これまで生徒会や副部長、班長...何かと組織をまとめていく役割になることが多かったわたし。しかし、G1カレッジの代表がこれまでと大きく違ったことは、偶然メンバーが揃う訳ではなく、ゼロから自分でチームを組織するところ。引き続き八村桃太郎は、仲間集めをしていきました。

そこで声をかけて集まってくれたメンバーは、猿・キジ・犬よりも、遥かに個性豊かな各界のリーダーたち(笑)。「一緒に未知の景色を観たい仲間」。わたしが持っていた仲間集めの指標は、「今日からの幼なじみと、我が未知へ」という、第4回G1カレッジのコンセプトにも繋がりました。

G1カレッジが、「日本を良くする」を掲げる、数あるG1コミュニティのうちひとつである以上、例年のように各分野に存在する社会課題について、本気で考え、イニシアチブを生む場を用意せねばなりません。しかし、一日限りのイベントとしてではなく、ここに選抜されて集う大学世代のリーダーの繋がりが、10年後20年後も「日本を良くする」情熱を力を持ったトップリーダーの強い繋がりに進化していくことこそ、G1カレッジの持つ大きな価値なのではないか。これまで2年関わる中で、そして卒業生たちが実際に社会にインパクトを残す姿をみて、そのような実感を持っていました。限られたプログラムの中で、そうした繋がりの着火材料をより多く設けられるよう、事務局や、ボードメンバーの方々、歴代運営チームの先輩に支えられながら、一年間活動を進めました。

自らの感性を爆発させて、みんなの感性を解放させる

後夜祭で、運営メンバーにも内緒で練習したサプライズダンスを披露

前回の記事でも触れた通り、「自らの感性でみんなを巻き込む」という自分の特性を活かすことが、わたしのリーダーシップをより強いものとする鍵。そして活動を重ねる中で、代表であるわたしが歩むべきリーダーシップ像が、段々と形を帯びていきました。個性豊かなリーダーたちがお互いに尊重し合い、運営メンバー各自が持つ感性を最大限発揮してもらうこと、また、感性を掛け合わせた結果が正負いずれであっても、わたしが全てを受け止める覚悟を持つこと。それこそが、大きなうねりや繋がりを生み出す、何よりの着火材料になる。無意識のうちにそう考えていたと整理できたのは、代表を終えてからでした。

一年間、そしてプログラムの2日間、文字通り「波乱あり、涙あり」でした。運営代表だって、一人の学生。そして一人の人間。歌って、踊って、想いを言葉にのせる。そんな、わたしの小さな感性を爆発させていく様子を最後の最後まで伝染させることで、300人の感性が解放され、着火し合い、日本を良くするエネルギーを生み出せる繋がりを創る。もしそれが実現できていたとしたら、代表としての使命を少しは果たせたのかなと思います。いつか、そんな繋がりが目に見えて感じらる、「未知の景色を観られる」日が来ることが、今から楽しみでなりません。

代表をした第4回G1カレッジで出会った、今日からの幼なじみたちと

実はG1カレッジは、今年度行われた第5回をもって休止となりました。それでも、これからも、「リーダー」としての自分に気づかせてくれ、多くの出会いを与えてくれたこの空間が、形を変えても続いていくように、わたしも感性を爆発させ続けたいと思います。

読んでいただき、ありがとうございました。いよいよ、この連載も最後の記事となります!ぜひ最後まで、一緒にお楽しみください!

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