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ニューイヤーは1週間のお祭り騒ぎ! ハリケーン被災から復興するプエルトリコ

アメリカ南部奮闘記(11)

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NIKKEI STYLE

いつも連載をお読みいただきありがとうございます。日本で高校を卒業した後、アメリカ南部の大学で学んでいる香山葉子です。

氷点下のレキシントンから暑いカリブ海へ

レキシントンでは雪が降っており、気温は氷点下をさまよっています。とても寒い日々が続いており、ダウンジャケットのいらない千葉の冬が恋しいところです。実はほんの少し前まで、アメリカ領でありつつもカリブな雰囲気満載のプエルトリコにいたため、レキシントンの気温がより肌寒く感じるのかもしれません。さて、今回はカリブ海に浮かぶ小さな島、プエルトリコでの滞在について皆さんにお話しいたします。

2018年11月の中旬に、在アメリカ留学中の友人Yと私はプエルトリコへの旅行を計画しました。フライトから滞在先までできる限り安く済ませるようインターネットで価格を比べながら、手配しました。Yとは高校時代からの友人で、二人とも暖かい場所で新年を迎えたかったのです。Yはマサチューセッツ州、私はバージニア州からプエルトリコの首都サンファンで12月下旬に合流を果たしました。

クリスマスの日、サンファン空港に先に着いた私はまず、公共の交通手段で予約したAirB&Bの宿泊先へたどり着けないか調べました。しかし、スペイン語(プエルトリコでの公用語)をほとんど話せない私は、バス停にたどり着くまで30分を要しました。バス停に到着後さらに30分が経過し、ようやくバスが来たと思いきや、スペイン語で何かを説明されました。そして、英語で「次のバス」といわれ、搭乗を拒否されてしまいました。

ここで宿泊先のホストに連絡を入れて道順を再確認したところ、「今日は祭日だからバスは頼らないほうがいい」といわれ、泣く泣くタクシーに乗りました。バスなら75セントで済んだところ、タクシー代はなんと21ドルもかかってしまいました。

色彩豊かな生き物と緑に囲まれた滝つぼ

宿泊先へ到着後、同じアパートに滞在中の、別のAirB&BゲストであるKさんと仲良くなりました。そしてその日の夜、友人Yもようやくアパートへ到着。Kさんへの紹介を済ませたのち、翌日から3人であちこち一緒に回ることになりました。今回の旅で「事前学習」を怠っていた自分とYを見かねて、姉御肌のKさんは自前のレンタルカーにのせてくれることになったのです。

こうして首都サンファンだけでなく、エルユンケ国立公園やカロリナビーチなど、滞在地から少し離れた地域まで出かけることができました。ただし、レンタカーは高価なので、首都以外を観光する予定がない旅行者は市内でUber を利用する方が合理的です。時間の余裕があるなら、バスや電車を待つこともおすすめします。

エルユンケ国立公園は、あまり日本ではなじみがないと思います。色彩豊かな数々の生き物や緑に囲まれた滝つぼが印象的です。プエルトリコに来たら外せないスポットと言えるでしょう。私と友人YはここでKさんと別行動をとることとなりました。国立公園はとても広く、巡遊するには車が必要でしたので一瞬戸惑いましたが、私たちはすぐさまヒッチハイクに取りかかりました。運よくアメリカ本土から訪問している家族に拾われ、家族の登山旅行にお邪魔することになりました。

相手方の都合で、トレール(遊歩道)に踏み入ることはありませんでしたが、ところどころの自然スポットで写真を撮ることができました。また、2017年にプエルトリコをおそったハリケーンの影響がまだ見受けられました。公園内の所々で工事が行われており、「立ち入り禁止」サインが多々ありました。

クリスマスの一週間前から1月中旬までお祭り

地元の方によると、ハリケーンの後、多くの若者が職を求めて本土へ渡ったそうです。今もなお、首都サンファンから離れた地域では復旧が遅れ、日々の生活に支障をきたしている方々がいらっしゃいます。そんな中、外国人観光客の私たちにとってできる最も有意義なことは、現地へ出向いて消費をし現地経済を潤すことです。

約1週間滞在した首都サンファンはにぎやかでした。ハリケーンの余波を感じさせないクリスマスや新年を祝う数々のダンスパーティーがもとても印象深かったです。日本では普通、忘年会などで、同僚、友人や家族と集まり、食事やお酒を嗜みますね。ところが流石カリブの国プエルトリコ。現地の方によると、クリスマスの一週間前から1月中旬までずっとお祭り騒ぎなのだそうです。

宿泊先のホストや友人とトストーネ(バナナの揚げ物料理)をつくった

数々のニューイヤーパーティーでは必ずバンドの生演奏があります。そして皆音楽に合わせてサルサやバチャータなどを踊ります。自分もYと共に、プエルトリコのサンフアン出身のアーティスト、ダディー・ヤンキーの楽曲「Despacito」の映像が撮影されたバー「La Factoria」を訪ねました。

また、オールドサンファン地域内にある数々のバーやクラブをはしごしました。地元の方々はとても親切にサルサの踊り方なども教えてくれました。みなさん幼いころから踊っているので、踊りが上手です。今回は自分史上で最もエキゾチックな新年だと言っても過言ではありません。

そもそもなぜ冬休みに帰省せず、カリブ海へ旅出たのか。それはまさしく私が世にもラッキーな娘であるからだと思います。普通、長期で海外に留学している日本人の学生たちは、親御さんに「お正月くらい帰ってきなさい」とでも言われると思いますが、私の母は、「帰省する飛行機代で世界を見てきなさい」といいます。この言葉を受け、私は過去に冬休みに1か月かけて一人でヨーロッパを貧乏旅行したり、はたまた今回のように似た境遇の友人と2人でプエルトリコへ旅立ったり。今振り返れば、これまでの人生最高の旅の思い出は、すべて母の後押しあってのものだと改めて気づかされました。この機に、たくさんの旅を支えてくれた母に改めてお礼を言いたいと思います。

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