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「福生に恋さ~」 東京・福生で日米文化の融合に挑む

地域をもっとワクワクに(3)

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NIKKEI STYLE

こんにちは! 明治大学木寺ゼミの石井南帆です。先日、留学生の友達と山手線を一周してきました! 新宿、渋谷といった大都会もあれば、日暮里などの温かみのある場所もあり、都内の様々な面を知ることができました。普段あまり行かない場所にも足を延ばし、自分で魅力を探し発見していくという楽しみ方もすてきですよね!

JTB大学生観光まちづくりコンテストに出場

さて、今回はそんな観光にまつわるお話を。2018年私たちが出場した「JTB大学生観光まちづくりコンテスト」についてです。これは「地域の課題を解決するための観光プランを提案する」というもので、私たちは多摩川ステージに出場し、東京都福生市を舞台にしました。

前回のようなイベントでも今回のコンペティションでも、まず初めに行うのは情報収集です。インターネットやパンフレットで調べると、福生市は、米軍基地があるアメリカ文化と、酒造や国の重要文化財といった日本文化の和洋折衷が楽しめ、多摩川が流れる自然豊かなまちだということが分かりました。都内にそんなところがあるのかという驚きと期待を抱きながら福生市へ。

ところが行ってみてびっくり! 想像していたにぎわいはなく、人が少なくてとても静かなまちでした。さらに福生市の北側にあるアメリカ文化と南側にある日本文化は線路で分断されていて、「共存」や「同時に楽しめる」という印象ではありません。実際に福生市民の方も「線路の向こう側に行くことはめったにない」「交流がない」とおっしゃっていました。日米の文化とそこに住まう人々が線路で分断されていて「まちの一体感がない」ということが確かめられました。

そうはいっても個々の文化は魅力的で、とても素晴らしいものです。猛暑のなか歩き回っていた私たちを涼ませてくれた旧ヤマジュウ田村家住宅。まるで外国に来たような雰囲気が味わえるベースサイドストリート。その他にも、様々な日米文化の良さを満喫することができました。

150年以上の歴史のある石川酒造では、日本酒にまつわる話などを教えていただきました。そこでは、なんと外国人好みの味のお酒やビールを作っているそうです! 米軍横田基地があり、外国人がいるからこそのアレンジですよね。また地域の方々から、昔の商店街は米軍のお客さんが多く、横田基地とともに繁栄してきたのだと伺いました。また以前は米軍が住んでいたアメリカンハウスは、今では日本人の若者やクリエーターがリノベーションして住んでいるそうです。

福生市全体を冒険気分で観光、文化のつながり知る

一見バラバラにみえる日本文化とアメリカ文化。しかし、福生市の発展は互いの文化が関わり合っているのです。フィールドワークを通して、もっと福生市を盛り上げたいという地域の人の思い、そして福生市の観光地としての可能性を感じました。地域のことを誰よりも知っているのはそこに住まう人であり、地域活性化やまちづくりには地元の方の協力やアイデアが必要不可欠です。私たちは課題発見後もフィールドワークを重ね、地域に寄り添うことにこだわったプランを作り上げました! それが「アメリカ文化と日本文化の融合」を目指した「FUSSA GO!!~福生に恋さ~」というものです。

これは、多摩川中央公園に「FUSSA GO!!(ふっさ号)」という船形施設を建て、様々なコンテンツを通して日米文化の融合を図る、というプランです。

ここでの目玉が福生市の観光資源を生かした「資源開拓ゲーム」です。観光スポットにある「資源スタンプ」を集め、組み合わせると福生名物と交換できるというゲームです。ただのスタンプラリーではなく、福生市全体を冒険する気分で観光し、日本文化とアメリカ文化のつながりを知ることができます。そして最後には福生名物の福生ドック、日本酒などと交換し、福生の「食」も楽しめるという、たくさんの魅力が詰まったゲームです!

その他にも、猛暑の中のフィールドワークで川に足をつけたら気持ちよかった、という経験から生まれた「冷たい足湯」、もっと日本酒を広めたいという地域の声からヒントを得た「日本酒のカクテルづくり」といった様々なコンテンツを詰め込みました。

地域やそこに住まう人々を幸せに

また、このコンテストは斬新なアイデアだけではなく、「実現可能性」や「経済効果」なども審査項目に含まれています。私たちは「河川敷地占用許可準則」の規制緩和に着目。さらに国土交通省による「かわまちづくり支援制度」を活用することでこのプランの実現可能性を高めました。そして74チーム中10チームが進める本選への出場が決まりました。

本選でのプレゼンテーションには、私たち木寺ゼミらしい「ワクワク」な工夫を施しました! 伝わりやすい言葉選びや話し方はもちろんのこと、複雑なプランを分かりやすく、楽しく理解してもらうため、マジックやダンスを織り交ぜるのです。その結果、全体の2位にあたる優秀賞と、会場投票1位のオーディエンス賞を獲得することができました!

しかし、私たち木寺ゼミのゴールは「賞を獲ること」ではなく、「地域やそこに住まう人々を幸せにすること」です。本選終了後、福生市役所の方から「とても参考になった、是非この提案を生かしていきたい」とのお言葉を頂きました。私たちの創り上げたものが地域の活性化に貢献できると思うと、本当にうれしかったです! これからも私たちらしい方法で地域の幸せを増やしていきます!

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