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任天堂は「ニンテンドーラボ」で遊びの原点をさらに追求

任天堂は「ニンテンドーラボ」で遊びの原点をさらに追求

●17年度の家庭用ゲーム市場は2ケタ成長
●触感や振動を再現する新しい遊びが登場
●マーケティングに欠かせないコンテンツに

家庭用ゲーム機が売れています。しかし、盛り上がっているのは家庭内だけではありません。テーマパークにゲームの世界が体験できる施設が登場したり、街そのものがゲームの舞台になったりしています。エンターテインメントの枠を超えて、暮らしの隅々に浸透している印象を受けます。なぜでしょうか。消費太郎さんの疑問に大岩佐和子編集委員が答えます。

太郎さん 家庭用ゲーム機が売れていますね。

大岩さん 2017年3月に売り出された任天堂「ニンテンドースイッチ」が大ヒットしました。ソニーの「プレイステーション4」も全世界での累計出荷台数が7900万台を超えました。「スプラトゥーン2」などの人気ソフトがハードの販売を押し上げました。

ゲーム雑誌「ファミ通」を発行するGzブレイン(東京・中央)によると、17年度の国内の家庭用ゲーム市場(ハード・ソフト)は3878億円で約2割伸びました。

太郎さん スマートフォン(スマホ)ゲームの普及で家庭用ゲームはなくなるかと思いました。

大岩さん 確かに主戦場はスマホです。ファミ通が17年6月に発表した「ファミ通ゲーム白書」によると、16年の国内ゲーム市場全体は過去最高の1兆3801億円となりました。そのうちオンラインゲームが約75%を占めています。

しかし、通勤電車の中などで遊べるパズルゲームや、常時ネットで他人とやりとりするゲームに飽きたり疲れたりする人も出始めています。そうした人が家庭用ゲームの楽しさを再発見しているからです。

「なんだかんだいって、昔の家庭用ゲームソフトはよくできていた」という声も耳にします。実際「ドラゴンクエスト」や「スーパーマリオブラザーズ」など昔からのゲームはよく考えられて作られています。

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