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知らないと大変!ビジネス法則

長い行列は並んでみる ヒット商品生む最初のカギとは 第13回 バンドワゴン効果

2019/2/12

江戸時代末期の「ええじゃないか」もムーブメントに。画像はイメージ=PIXTA

■勝ち馬に乗る人ばかりではない

このように、バンドワゴン効果を上手に活用すれば、製品の普及、流行づくり、組織変革、選挙運動、制度の定着、社会運動などが加速できます。ただし、対象によっては逆効果になる場合もあることも、頭の片隅においておきましょう。

世の中には、「みんなが持っているから買いたい」という商品もあれば、「みんなが持っていたら買いたくない」という商品もあります。レア物、期間・地域・会員限定品、オーダーメード品、特別サービスなどは後者に当たります。

なかには、「みんなの手が届かないものが欲しい」と、高価なブランド品や豪華な旅行パックに興味を抱く人もいます。いずれにせよ、バンドワゴン効果ではなく、「みんなと違うものを持ちたい」「優越感に浸りたい」という欲求をマーケティングに活用しなければなりません。

また、バンドワゴン効果とはまったく逆に作用する「アンダードッグ効果」があることも知られています。たとえば、選挙戦において「与党が優位」とマスメディアでアナウンスされるとします。勝ち馬に乗ろうと与党に投票する人もいれば、弱い方を応援しようと野党に投票する人も出てきます。実際には2つの効果のバランスで勝敗は決することになります。

いずれにせよ、我々の行動は周囲の振る舞いに大きな影響を受けています。人と人との相互作用を読み解くことが、大きな集団を動かすのに欠かせないのです。

堀公俊
日本ファシリテーション協会フェロー。大阪大学大学院工学研究科修了。大手精密機器メーカーで商品開発や経営企画に従事。1995年からファシリテーション活動を展開。2003年に日本ファシリテーション協会を設立、研究会や講演活動を通じて普及・啓発に努める。著書に「ファシリテーション入門第2版」「会議を変えるワンフレーズ」など。

堀 公俊氏・組織コンサルタントが講師を務めるスキルアップ講座/日経ビジネススクール

組織変革、業務改善に欠かせないワークショップの成果を引き出すファシリテーション能力、問題解決のフレームワーク思考力を高める

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