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大塚製薬の西山和枝さんは女性の健康推進プロジェクトでリーダーを務めている

大塚製薬の西山和枝さんは女性の健康推進プロジェクトでリーダーを務めている

「女性活躍」の機運が一段と高まってきた。女性が働き続けるためには、体のリズムや体調の変化について正しく理解し、上手に付き合うことも重要になる。要職を任される40歳代以降の女性が迎える更年期への対策も欠かせない。大塚製薬の女性向けサプリメント「エクエル」のプロジェクトリーダー、西山和枝さんに話を聞いた。

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女性特有のリズムをつかむ

「2020年までに女性管理職比率を30%に引き上げる」という政府目標などを背景に、企業では女性活躍の後押しが続き、役職をもって働く女性が増えました。これから人口減をたどる日本社会においては、女性も男性と同じく定年まで働き続けることが当たり前になりつつありますが、女性の体には男性とは異なる特有のリズムがあります。

それは女性ホルモンの働きによるもので、毎月の月経のほか、閉経(月経が終わること)を迎える50歳前後の数年、心身ともに様々な変化や不調が起こります。女性がパフォーマンスを保ちながら前向きに働き続けるためには、これらへの理解と対策が必要です。

私は現在、40歳代以降の中高年女性が感じる不調をケアする「エクエル」というサプリメントを担当しています。この商品は1996年から研究開発を始め、約18年をかけて2014年に発売しました。

販路は全国の医療機関や調剤薬局と自社ウェブサイト(オオツカ・プラスワン)のみ。かなり絞った販売戦略をとっています。それは第一に正しい情報と一緒に商品を手にしてほしい、第二に40歳代以降に起きるデリケートな悩みに向き合うものだからこそ、直接対話できる環境を整えておきたいという思いからです。

大塚製薬はその名の通り製薬会社です。「エクエル」は食品ですが、製薬会社として医薬品レベルの研究や安全性試験を重ね、確かなデータやエビデンスを得てようやく発売を迎えました。きちんとした情報とともに届けたいのです。

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