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できたてに「遊び心」の味 地域密着で名産バーガー モスフードサービスの中村栄輔社長

2019/1/19

■フードコート、可能性感じる

――創業家以外からの社長です。何を変えましたか。

「出来たてや安心・安全を軸にしながら、遊んでみようじゃないかという思想を入れたことですね。すると『マルデピザ』は商品部から出てきました。『カレーモスバーガー』のCMでは東京五輪が決まったときの様子をパロディーにして」

――これからは何に力をいれますか。

「18年度は中期経営計画の最終年度。新規事業は第2の柱をFC展開することを掲げています。新業態はフードコート専用のパスタ専門店『ミアクッチーナ』です」

――強みはどこですか。

「フードコートには可能性があると思っています。例えばテナントの都合上、モスバーガーを変えたいと言うときにミアクッチーナで対応できます。そこでのノウハウは違う業態にも生かせます。前任で創業家の桜田(厚会長)も考えていたのを着地させる作業を私がやっているわけです」

「出店ペースは17年度は25という目標で15程度になりそうです。18年度にずれ込みます。出店環境は決して甘くないと思います。建築コストも上がっていますが、事業計画を外さないようにしたいです」

(聞き手は中村直文)

中村栄輔
1982年(昭57年)中央大法卒。88年にモスフードサービス入社、2012年に国内モスバーガー事業の営業本部長に就任。16年から現職。趣味は学生時代に打ち込んだサッカーで、組織作りにも生かす。福岡県出身。59歳。
定番品テコ入れは着々

モスフードサービスの2018年3月期の連結営業利益は37億円と前期比21%減る見通し。食材の仕入れ価格上昇などが響く。ただ、17年4月~18年2月の既存店売上高は0.7%増と堅調。来期が最終年度の中期経営計画目標の水準は維持している。
全国のスタッフが考えたご当地バーガーがヒットしたことに加えて、バンズを10年ぶりに刷新して定番商品を強化するなど、基盤固めが実を結び始めている。海外店舗数は今期末で約350店舗で、早期に400店舗規模に広げ、競争が激しい業界での成長を目指す。(栗本優)

[日経MJ2018年3月12日付]

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