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モスフードサービスの中村栄輔社長

モスフードサービスの中村栄輔社長

異物混入問題などで低迷していた日本マクドナルドの回復ぶりが目立つ。だが「モスバーガー」を運営するモスフードサービスはマイペースを保つ。創業家からバトンを受けて2年。中村栄輔社長は「マックの人気、不人気との相関関係はない。出来たてバーガーという価値を土台に少し遊び心を加えていく」とどこ吹く風だ。

手作りを重視 価格振れない

――色々批判も受けますが、モスバーガーはスタンスを変えないのが価値だと思います。

「長い歴史の中でなんら変わっていません。価格も振れることはしないし、手作り商品にこだわっています。価格競争が起きた時も自分たちの価値をしっかり伝えていくだけとぶれていません」

――日本マクドナルドが沈んでいた時に客が流れてきましたね。

「マクドナルドが業績が落ちたときに客が増えたと言われますが、そういうことはなかったんですね。逆にマクドナルドが好調で、客を奪われているという認識もない」

――同じ業界という認識はあまりないと。

「そうですね。極端なライバル関係ではないかなと。コンビニエンスストアもそうですし、牛丼などファストフードとも重なるかもしれない」

――ではなぜ既存店がさえないのですか。

「既存店がさえないとは思っていません。2016年度は横ばいで、17年度も2月までで0.7%増と堅調です。ただ1%増が中期経営計画での目標で、そこには足りていない」

――モスの強みは何ですか。

「出来たてですよね。ただ、出来たてのためにどういう作業をやっているかという事実はあまり知られていません。店の厨房でトマトを切ったり、レタスも形を整えたり、わたしたちにとっては当たり前なのですが」

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