働き方・学び方

知らないと大変!ビジネス法則

営業トークで「ツカミ」より注力すべき2つのポイント 第7回 ピークエンドの法則

2018/12/25

■1年を振り返るシンプルな方法

今年も残すところあとわずか。ここで1年を振り返ってみましょう。今年は良い年でしたか。

ポイントはここからです。良い年だった方はもちろん、そうでなかった方にも、お尋ねしたいことがあります。なぜ、そのように思うのでしょうか。

良かった出来事にプラス点、悪かった出来事にマイナス点を付けて足し合わせれば、正しく判断できます。まさか、そんなことはしませんよね。だったら、どのように決めたのでしょうか。

おそらく多くの方は、1年の中で最も印象に残った象徴的な出来事で、良しあしを決めているのではないかと推察します。

たとえば、「子どもが生まれた」「昇進した」「家を新築した」といった、天にも昇るうれしい出来事があった人は良い年。「大病をした」「リストラされた」「彼女にふられた」といった、ドン底のツラい出来事があった人は悪い年。そう思ったのではないでしょうか。

本当は、これらを打ち消す出来事があったとしても、1年のハイライトと呼べる出来事に大きく左右されます。これを「ピーク効果(絶頂効果)」と呼びます。

あるいは、年末を迎える今この瞬間に良い状態かどうか、で判断した人も多いのではないでしょうか。まさに「終わり良ければすべてよし」です。年末のきょう幸せを感じられる人は、「良い年だった」と思う度合いが強くなります。「エンド効果(親近効果)」と呼ばれる現象です。

つまり、私たちは、総量から物事を判断しているわけではなく、ピークやエンドを頼りにする傾向があるのです。なぜ、このような考え方を私たちはしてしまうのでしょうか。

■脳だって省エネを求める

身もふたもない言い方をすれば、深く考えるのが面倒だからです。

先ほど述べたように、合理的に判断するには、すべての出来事を評価して積算しなければなりません。それよりも、印象的な出来事から直感的に判断したほうが、脳の省エネにつながります。

働き方・学び方 新着記事

ALL CHANNEL