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体温まる ショウガ入り食品 何でもランキング 食材工夫すれば「薬膳に」

2012/1/21

体を温める効果があることなどから、女性を中心にショウガが注目されている。チューブ入りショウガを携帯し、外食時に食べ物や飲み物に加えるショウガ好きは「ジンジャラー」と呼ばれるほど。スーパーなどに並ぶ加工食品にも、ショウガ入りをうたったものが増えてきた。どんなショウガ入り食品がおすすめか、専門家に試食して選んでもらった。

1
678ポイント
酒粕しょうが鍋つゆ(菊正宗酒造)
鶏だしのベースに、酒かすとショウガを加えた鍋つゆ。ショウガの香りが酒かす独特のにおいを抑え、マイルドな味わいになっている。酒かすにも体を温める効果があるので、ショウガと合わせることでより効果が高まるという。相性のいい具材は鶏肉や魚の切り身、ホタテガイ、白菜、長ネギ、エノキダケなど。コクのあるスープなので、鍋のシメはラーメンがおすすめ。「ショウガと酒かすの香りがよく、鶏だしのうまみも感じられる」(木越敦子さん)、「家庭では再現しにくいおいしさに仕上がっていて、鍋料理のレパートリーが広がる」(菊池真由子さん)
(1)700グラム(2)281円
2
552ポイント
小豆島で炊いたうまいでしょうが(タケサンフーズ)
千切りにした国産のショウガをカツオ節とあわせ、小豆島特産の本醸造丸大豆しょうゆで炊き上げた。甘辛い味付けで、ショウガの辛みを抑えている。ごはんにのせたり、混ぜごはんにしたりするほか、そのまま酒のつまみにしてもよい。「本来のショウガの風味が感じられ、甘すぎず、カツオ節の風味もしょうゆの香りも生きている」(土屋敦さん)、「辛すぎないので、適度な量を食べることができ、ショウガの健康効果を得やすい」(菊池さん)、「ショウガのシャキシャキ感が残っていて、ちょうどいい甘辛さ。男性にもオススメ」(木越さん)
(1)60グラム(2)314円
3
536ポイント
「冷え知らず」さんの生姜たまご春雨スープ(永谷園)
ショウガの風味がアクセントになった、春雨スープ。さっぱりした鶏スープに、かき卵、鶏肉、ショウガ、シイタケ、ネギの具が入り、コショウの風味も効いている。94キロカロリーに抑えているので、弁当にもう1品加えるときや、小腹がすいたときなどに便利。「春雨が食べやすく、ショウガが体を温める効果が高そう」(平柳要さん)、「緑豆春雨を具の中心にすることで、体を潤す効果も高まり、胃腸にやさしい」(朝比奈千穂さん)
(1)27.2グラム(2)139円
4
524ポイント
しょうがぽん酢(坂田信夫商店)
自社栽培のショウガと高知県産のユズを使ったぽん酢。カツオと昆布のだしを合わせた。おろしショウガが約100グラム入っているので、ショウガの存在感がはっきり感じられる。「ユズの風味がよく、鍋物に最適。味がすっきりしていてよい」(土屋さん)、「ショウガ感が前に出ているので、おいしい」(若尾洋祐さん)
(1)500ミリリットル(2)545円
5
436ポイント
ごぼうと生姜のまぜごはん(石井食品)
佐賀県産の有明鶏を、国産のゴボウ、ショウガ、シイタケと合わせた混ぜごはんのもと。甘めの味付けで、冷めてもおいしいので弁当に向く。「甘めで女性が好みそうな味。炊いたごはんに混ぜるだけという簡単さがいい」(森島土紀子さん)、「うま味調味料が入っていないのでおすすめ」(劉梅さん)
(1)140グラム(2)209円
6
420ポイント
きざみ生姜(永谷園)
細かいさいの目状に刻んだショウガをしょうゆベースの調味液に漬けた。ごはんや冷ややっこにかけて食べるほか、ショウガ焼きのたれや卵焼きの具など、さまざまな料理に使いやすい。「そのままのショウガがごろごろ入っていて、味もおいしい」(杏仁美友さん)、「いため物など料理全般に使え、便利」(森島さん)
(1)120グラム(2)248円
7
328ポイント
生姜でごはん(丸善食品工業)
刻みショウガをしょうゆとカツオだしで漬け込んだ。だしの風味がきいていて、ご飯やおかゆによく合う。「カツオ節とショウガの相性がよい。おにぎりの具としてもいいい」(若尾さん)、「ショウガがたくさん入っていて、水あめで甘みをつけているせいか、複雑な味」(杏仁さん)
(1)100グラム(2)340円
8
315ポイント
ギャバン スパイスドレッシング 焙煎ごま&きざみ生姜(味の素)
焙煎(ばいせん)度合いの異なるゴマをブレンドし、刻みショウガを加えて後味をすっきりさせた。ゆでた鶏肉や豚肉を使ったサラダとの相性がいい。「ゴマのコクとショウガのピリッとした辛さ、香りをうまく効かせており、サラダがいつもの2~3倍食べられそう」(町田えり子さん)
(1)180ミリリットル(2)249円
9
313ポイント
「冷え知らず」さんの生姜とん汁うどん(エースコック)
豚をベースに、カツオだしと野菜のうまみを効かせた味噌スープに、のどごしのよいうどんが入っている。かやくの中にもショウガが入っていて、風味が強く感じられる。めんの量が少なめで、272キロカロリーに抑えている。「ショウガがほんのり香り、辛くなくて食べやすい」(劉さん)
(1)63グラム(2)103円
10
308ポイント
大豆としょうがのそぼろちゃん(ヱスビー食品)
大豆からできたそぼろに、刻みショウガを加え、しょうゆと味噌で味付けした。そぼろの歯応えとシャキシャキしたショウガの食感が楽しめる。「大豆のまろやかさと香ばしさがいい。ショウガとのバランスもとれている」(町田さん)、「後味にショウガの風味が残る。ごはんにのせて食べるのがいい」(菊池さん)
(1)130グラム(2)250円

1位は菊正宗酒造の「酒粕(かす)しょうが鍋つゆ」。10人の選者全員が、上位10以内にランキングした。鍋料理はもともと体が温まるが、酒かす、ショウガという、温める効果の高い食材を組み合わせた点が評価された。レトルトの鍋つゆなので、肉や野菜などを切って加えるだけで栄養バランスのとれた食事になる。「鶏肉やカボチャなど、体を温める具材を使えば、立派な薬膳になる」(杏仁美友さん)という声もあった。

2位「小豆島で炊いたうまいでしょうが」はカツオ節のうまみと、しょうゆベースの甘辛い味付けで、ごはんが進む。6位「きざみ生姜」、7位「生姜でごはん」、10位「大豆としょうがのそぼろちゃん」など、ごはんにかけたり、調味料代わりに使ったりして、手軽にショウガを食べられる商品が高い評価を得た。

3位の「『冷え知らず』さんの生姜たまご春雨スープ」は、ショウガ入り食品を多く手掛ける永谷園の商品。「冷え知らず」さんは、働く女性向けに開発したシリーズで、エースコックと共同開発した9位「生姜とん汁うどん」など、提携商品も出ている。

ただ、むやみにショウガを摂取するのは要注意で、「胃炎などの炎症を起こしてしまうことがある」(劉梅さん)。適量は体質や体調によって異なるが、数グラム程度で十分効果はあるという。少量から始め、様子をみながら量を調節したほうがいいだろう。ショウガ入り食品を上手に取って、寒い季節を乗り切りたい。

加熱調理で効果高まる

ショウガは取り方によっては効果が異なるので注意したい。漢方薬では生ショウガと乾燥ショウガを使い分けている。冷え症の治療などに使われるのは主に乾燥ショウガ。生のショウガには胃の働きを助けたり、吐き気を抑えたりする働きがあるとされる。食事で摂取する場合も「加熱調理したもののほうが、体を温める効果は高い」(平柳要さん)。ショウガ入り紅茶は、すり下ろした生よりも、乾燥したショウガを入れたり、煮出したりするほうが温め効果は高まるという。

一方、ショウガにはカゼの引きはじめに汗を出して熱を下げる効果もある。温めるつもりでショウガを食べ過ぎると、逆に体が冷えてしまうこともあるという。


表の見方 数字は選者の評価を点数化。(1)内容量(2)全国のスーパー、コンビニエンスストアなどの販売データを収集した日経POS情報の平均価格
調査の方法 商品名にショウガ(しょうが、生姜)が入った加工食品(菓子、飲料、紅ショウガなどの漬物類、ショウガ焼きのたれなどを除く)が対象。2011年9月19日~12月18日の日経POS情報の売れ筋ランキングで上位に入った21品目を、専門家が試食し、順位付けした。選者は次の通り(敬称略、五十音順)。
朝比奈千穂(漢方スタイルプロデューサー)▽菊池真由子(管理栄養士、サプリメントアドバイザー)▽木越敦子(フードアナリスト)▽杏仁美友(薬膳コンシェルジュ協会代表理事)▽土屋敦(料理研究家)▽平柳要(食品医学研究所所長)▽町田えり子(料理研究家)▽森島土紀子(生姜料理しょうがオーナー)▽劉梅(薬日本堂漢方スクール講師、中医師)▽若尾洋祐(フードアナリスト)

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