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顧客開拓の鉄則 「とにかく10回会え」には根拠がある 第4回 ザイアンス効果

2018/12/4

ましてや、恋愛の場合には、会えば会うほど嫌われてしまいます。最後は、ストーカー呼ばわりされて警察に通報されるのが関の山です。

この効果は、ニュートラルな人にポジティブ感情を抱かせることはできても、ネガティブ感情を持った人をポジティブにすることはできません。他の方法を考えるか、別のニュートラルな人に取りなしをお願いするのが得策です。

また、「接触すればするほど好感度が上がる」といっても、限界があります。10回くらいがよい頃合いであり、それ以上回数を増やしてもなかなか上がりません。「目標1000回!」なんて頑張りすぎると、「ウザい」と言われて、やはり好感度を下げてしまいます。

さらに言えば、同じ10回会うのでも、どれだけ間を空けてやるか、接触間隔にも依存します。つめすぎても、空け過ぎても好ましくなく、相手や置かれた状況に応じて調整するしかありません。

ザイアンス効果は幅広く使える原理なのですが、どんな人でも振り向かせる魔法の方法ではありません。怪しげな心理テクニックを説く本をうのみにせず、自分なりの活用方法を考えてみてはいかがでしょうか。

堀公俊
日本ファシリテーション協会フェロー。大阪大学大学院工学研究科修了。大手精密機器メーカーで商品開発や経営企画に従事。1995年からファシリテーション活動を展開。2003年に日本ファシリテーション協会を設立、研究会や講演活動を通じて普及・啓発に努める。著書に「ファシリテーション入門第2版」「会議を変えるワンフレーズ」など。

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