お風呂を楽しむグッズ
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音楽や光でリラックス
寒さが増してくると、温かいお風呂に入って一息つきたくなる。読書やマッサージをしながらの半身浴を日課にしている人も多い。専門家にお風呂を楽しめるおすすめの製品を選んでもらったところ、バラエティー豊かなラインアップとなった。お好みの入浴剤などと組み合わせれば、浴室でのリラックスタイムがさらに充実しそうだ。
1位の「iDuck」と8位の「ジェリーフィッシュ」、9位の「おんぱち」はいずれもお風呂で音楽を聴ける製品。手持ちのスマートフォンや携帯音楽プレーヤーとつないで使用する。防水タイプのCD・DVDプレーヤーは以前からあったが、これらはより低価格で手軽にお気に入りの曲が楽しめる。8位と9位は本体を浴室に持ち込めるので、メールをしたり、インターネットや動画を見たりすることもできる。
光をうまく利用する製品も目立った。3位の「カオルバス」と4位の「温度センサー付きLEDシャワーヘッド」、5位の「ホームスターアクア東京スカイツリー」、6位の「ジェリーフィッシュバスライト」は浴室の電気を消して真っ暗な中で使いたい。いつもと違った非日常的な空間を演出でき、一日の疲れが癒やされるだろう。
浴室に持ち込む前に、乾電池を別に用意しなくてはならないものもある。1位や3位、5位、8位はすべて単4電池を2~5本使用する。2位と6位は最初からボタン電池が内蔵されているが、切れれば交換する必要がある。
お風呂でスキンケアも同時にしたいという人におすすめなのが、7位の「お風呂でホットチャージ」。湯船につかりながら肌の美容ができる。「時間短縮にもなるので働く女性に受け入れられている」(小林製薬)という。
このほかにも、雑貨店や通販サイトでは多くの商品がある。機能やデザインを確認してから購入したい。
湯船でゆったり 血流改善
忙しい日にはついシャワーだけで済ませがちだが、体の疲れを取るには湯船につかる「浴槽入浴」が良さそうだ。血液がよく温まって全身を巡り、体の芯までポカポカする。東京ガス都市生活研究所の実験によると、40度のお湯で10分間全身浴をした後の皮膚の血流の増加量は、同じ条件でシャワーを浴びた後に比べて56倍になった。
胸から下だけつかる半身浴を20分ほどするのもよい。全身浴に比べて心臓への負担が少なく、長くお湯につかるので汗の量も増える。さらに効果的に体を温めるには、シャワーでお湯を壁にかけるなどして室温も暖かくするのがよい。定期的に半身浴をすれば、基礎代謝量がアップするのでエネルギーを消費しやすい体になるという。
調査の方法 複数の専門家に大手雑貨店や通販サイトで購入できるおすすめのグッズを挙げてもらい、その中から1万円未満の25商品を選出。デザインや機能、価格の手ごろさを踏まえて順位を決めた。選者は次の通り(敬称略、五十音順)。
浅井学(お風呂情報サイト「湯の国」運営者)▽石川泰弘(バスクリン広報)▽上野竜之介(通販サイト「お風呂のソムリエSHOP!」担当)▽おかきたまり(お風呂アドバイザー)▽興梠真紀(東京ガス都市生活研究所 主幹研究員)▽佐藤千尋(リラインス広報担当)▽田中優(渋谷ロフト販売促進)▽二宮養成(東急ハンズ新宿店広報担当)▽野添ちかこ(温泉と宿のライター)▽吉田亮(ヴィレッジヴァンガードオンライン店店長)
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