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暮らしを変えた立役者

イタリア料理で店舗数世界一 原点は世話好きガキ大将 「サイゼリヤ」創業者 正垣泰彦氏(1)

2018/10/26

家が裕福だった分、みんなの世話が好きなガキ大将に成長したという正垣泰彦サイゼリヤ会長

イタリア料理店「サイゼリヤ」を創業した正垣泰彦(しょうがき・やすひこ)氏の「暮らしを変えた立役者」。第1回では原点となった幼少期を振り返ります。

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サルーテ(Salute)!

イタリア料理のおいしい食事と同様に、私のヒストリーの始まりにあたっても、やはりこの言葉から。イタリア語で乾杯を表すこの言葉を知っていますか。「健康のために」という意味があるこの言葉に、私はとても引かれたのです。

「なぜ日本人がイタリア料理なんだ?」

1999年、東京証券取引所の株式上場に向けてイタリアで開いた海外投資家への説明会で驚かれました。料理なら中華もあるだろうと思ったようです。あの時イタリア人に不思議がられたサイゼリヤが、今や店舗数が世界一のイタリア料理チェーンですよ。

■安い、うまい、健康によいを追求

イタリア料理はヘルスフード。地球上で一番健康に良いと思ったので、世界に広めたかった。イタリアでは抗酸化作用などがあるオリーブオイルをサラダやパン、パスタにたっぷりと振りかける。サイゼリヤでは無料でボトルを置いています。好きなだけどんどんかけてください。

エスカルゴも体に良いですよ。それを399円とうんと安くしました。安いとみんなまずいと思うでしょう。サイゼリヤではおいしく提供するために、ずっとエスカルゴの研究をしてきました。安くてうまくて体に良いの三拍子です。

財布の中身と相談しなくてもおなかいっぱい食べられると、食事が楽しくなり家族や知人との会話も弾む。まさにラ・ボーナ・ターボォラ(La Buona Tavola)! イタリア語で「おいしい食事」の意味です。このために経営をしてきました。

■問題児だった小学生時代

小さい頃から人のために何かするのがとてもうれしかった。生まれ育ったのは兵庫県の旧生野町。医者の家系で自宅は屋敷でとにかく広かったです。トイレは5つもあるし、風呂は銭湯のような大きさ。自宅にあるグランドピアノを小学校の文化祭の時に貸したほど。みこしを納める蔵もあるので、悪いことをしたら蔵にとじ込められました。

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