秋を彩るカボチャのスイーツ
何でもランキング
ハロウィーンにもってこい
10月31日は秋を彩るお祭り「ハロウィーン」。シンボルともいえるカボチャは火を通すと甘くなり、栗や芋と並んで秋のスイーツに使われる素材の代表格。ハロウィーンパーティーのデザートとしても活躍しそうだ。専門家にカボチャスイーツを試食してもらい、おすすめの商品を選んだ。
10位のうち4つがプリンだった。卵や牛乳などシンプルな原材料で作るプリンは、カボチャの自然な甘みを存分に引き出せるスイーツとして支持を集めた。
1位の西光亭は硬め、2位のビストロ ル・シュマンは軟らかめと食感は異なるが、どちらもカボチャのホクホクとした味わいが楽しめる。5位のマーロウは分量も多く、食べ応え十分のプリン。6位のイエローパンプキンは見た目はカボチャそのものだが、包丁で切ると中からとろりとしたプリンが顔を出すユニークな商品だ。
カボチャの産地といえば全国の収穫量の半分近くを占める北海道。今回、2位、3位、4位、6位、7位の商品は北海道産のカボチャを中心に使用していた。甘みの強い新品種が出されるなど改良も続けられている。
電話で注文を受け付ける7位のナチュランドを除き、すべてインターネットから商品の注文ができる。ただ、1位、2位、4位、9位の店舗のように、バラ売りをしておらずセットでしか購入できない場合もある。また、期間限定販売の商品もあるので、確認してから購入を決めた方がよい。
家庭でも作れるカボチャプリン
カボチャプリンは家庭でも作ることができる。煮物などの料理は嫌いな子どもでも、プリンにすればカボチャを喜んで食べてくれるかもしれない。カロテンやビタミンなど豊富な栄養価を手軽にとれる一品だ。
一般的な作り方は、皮と種を取ったカボチャを煮物にするくらいの大きさにカット。レンジで軟らかくなるまで加熱し、裏ごしをして冷ます。次に、牛乳や卵、砂糖などを混ぜたものと一緒にミキサーにかけ、なめらかになるまでかき混ぜる。好みで生クリームやシナモンを加えてもよい。最後にカラメルソースの入ったプリンの型に流し込み、約150度のオーブンで天板に湯をはり30分以上焼く。粗熱がとれたら、冷蔵庫で冷やしてできあがりだ。
調査の方法 複数の専門家におすすめの取り寄せできるカボチャスイーツを挙げてもらい、その中から20商品を選出。それらを試食してもらって順位を決めた。選者は次の通り(敬称略、五十音順)。
木越敦子(フードアナリスト)▽下井美奈子(スイーツコーディネーター)▽下園昌江(お菓子研究家)▽chico(スイーツライター)▽土屋仁美(@niftyスイーツ部)▽西祐子(「デパチカドットコム」主宰)▽平岩理緒(「幸せのケーキ共和国」主宰)▽村山らむね(通販評論家)▽山下春幸(HAL YAMASHITA東京・エグゼクティブシェフ)▽山本諭(菓子ジャーナリスト)
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。