ちょっとウンチク
海外は連続の休みが基本
有休取得率の向上のため、時間単位の有休取得制度を導入する企業が最近目立つ。学校の行事や通院など1日休むほどでもない私用があるとき、有休を1~2時間に分割して取れる。便利な仕組みだと思う半面、なぜ丸々1日休もうとしないかが不思議だ。
有休について国際労働機関(ILO)は第132号条約で、有休は連続して取得することと定めている。日本は同条約を批准していないが、ドイツやイタリアなど37カ国は批准。これらの国々ではバカンスが定着し、長期の休みを労働者は堪能している。勤勉が美徳とされる日本人は休み下手のようだ。
(編集委員 石塚由紀夫)
■今回のニッキィ
植木 樹理さん メーカー勤務。お盆休みは家族そろって島根県益田市にある母の先祖のお墓を30年ぶりにお参りした。「70歳をすぎた母が元気なうちに一緒にお参りできてよかった」
堀越 比登美さん 商社勤務。友人に誘われて、8年前からトレッキングを始めた。秋には比叡山を訪れる予定。足腰が鍛えられるだけでなく、「非日常を味わえるのがたまりません」
植木 樹理さん メーカー勤務。お盆休みは家族そろって島根県益田市にある母の先祖のお墓を30年ぶりにお参りした。「70歳をすぎた母が元気なうちに一緒にお参りできてよかった」
堀越 比登美さん 商社勤務。友人に誘われて、8年前からトレッキングを始めた。秋には比叡山を訪れる予定。足腰が鍛えられるだけでなく、「非日常を味わえるのがたまりません」
[日本経済新聞夕刊 2018年9月10日付]
※「ニッキィの大疑問」は原則月曜更新です。