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渡辺彬子さんは過去に2社を経験して、マイナビに転職してきた

渡辺彬子さんは過去に2社を経験して、マイナビに転職してきた

結婚式準備の総合情報サイト「マイナビウエディング」は全国の結婚式場選びをはじめ、結婚をとりまく様々なサービスを提供している。マイナビの渡辺彬子さんはウエディング情報事業部統括部長として同サイトを切り盛りしている。一切のセレモニーを行わない「なし婚」が増えるなど、結婚式事情も多様化するなか、渡辺さんが感じるやりがいの源を聞いた。

◇  ◇  ◇

マイナビウエディングはマイナビの新サービスとして約5年前にスタートしました。私はその立ち上げ直後に転職してきました。現在は非営業部門の統括部長として40人ほどのチームメンバーと仕事をしています。制作や編集作業をしながら、メディアプロモーションを考えたり、システムを管理したりと、営業以外の仕事は何でもやります。

「結婚」は個人の生き方や家族のかたちが反映されるライフイベントです。私たちは結婚する2人が自分たちらしいスタイルで人生の節目を迎えられるよう、お手伝いします。近年増えているのは「なし婚」と呼ばれる結婚式を行わないスタイルです。今は約半数のカップルが結婚式を行いません。

一方、結婚するときに式は挙げなかったけれど、お子さんと一緒に式を挙げる「ファミリーウエディング(パパママ婚)」や、婚姻届を出してから数年経って、自分たちの好きなタイミングで結婚式を挙げる「時差婚」など、結婚式の形も多様化しています。仕事の都合で海外転勤を終えて帰国してから挙式する方もいます。

事業の成長につれて、責任も重く

結婚式場探しの情報サイトとしてスタートしたマイナビウエディングですが、ほどなくして私を含む4人で新たにジュエリー部門を立ち上げました。式を挙げない人が増える中でも、結婚指輪は約9割の人が購入します。指輪を皮切りに、ドレス、時計など、式以外のウエディング関連サービスを広げていき、今では結婚指輪に関しては全国のブランドをほぼ網羅するまでになりました。

この新規事業の成長とともに、私も課長、部長と立場が変わり、2017年秋から統括部長になりました。自分から望んで役職に就いたわけではありませんが、心の準備はありました。とはいえ、はじめは管理職になることに抵抗がありました。自分に一体何ができるのか、組織にどう貢献できるのかもよくわかりませんでした。

自分のアイデアが形になるという醍醐味

管理職だからといって自分がすべての仕事をこなすわけではありません。仕事はあくまでもチームプレーです。若いメンバーのほうが自分より優れていることもたくさんあります。「背伸びしないでやっていこう」と、新しい立場を常に受け入れてきました。

今は皆の得手不得手を把握し、適材適所にポジショニングすることが大きな仕事。一人ひとりがやりがいを持って取り組める環境づくりが私の役目だと思っています。私自身が、自分のアイデアや企画を形にして世の中に発信していくことに醍醐味とやりがいを感じているので、若いメンバーにもその充実感は味わってほしいと思っています。

先日は「障害を持つ新郎新婦や家族がいる場合、どんな結婚式ができるのか、相談先がない。その受け皿となるサービスを考えたい」という提案がありました。発案したのは20歳のメンバーです。とてもいい企画だと思いました。こうしたアイデアを受けて、経験のあるメンバーがフォローしながら形にしていく。そんなチームでありたいと思います。発案したメンバーを中心に、新しいプロジェクトが始まっています。

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