厚生年金なぜパート加入? 長生き想定、受給額上乗せ

ところが少子高齢化の加速で人手不足が深刻化し、企業側の意識も変わってきました。最近は厚生年金に加入したい従業員がいたら、人材確保策として、その希望を受け入れる企業が増えてきています。厚生年金のさらなる適用拡大も、従来より実現しやすい環境になってきているかもしれません。

ちょっとウンチク

90歳到達、女性の2人に1人

将来の厚生年金受給額が保険料負担を上回るには何歳まで生きればいいでしょう。例えば106万円の壁を超えて年収110万円で10年働いた場合、壁を超えない105万円での働きに比べ、計算上83歳前後で厚生年金の合計受給額が保険料負担を上回ります。

2017年の女性の平均寿命は87歳。これでもすでに厚生年金加入がお得ですが、平均寿命はゼロ歳児が何年生きるかを示す数字。死亡率の高い幼児期を超えた人は通常もっと長生きで、女性は2人に1人が90歳まで生きています。平均寿命で考えるより、お得度の実態はさらに大きいといえます。

(編集委員 田村正之)

■今回のニッキィ
中村 智子さん 共働きで、3歳と1歳の息子を育てている。乗り物図鑑好きの長男が新幹線の車両などの名前を言えるようになってきた。「最近のお気に入りは北陸新幹線の『かがやき』です」
斉藤 明子さん 航空会社勤務。オフの日は都内のスポーツジムで思いっきり汗を流してリフレッシュしている。エアロビクス歴はかれこれ20年。「汗をかいた後に飲む冷えたビールの味は格別です」

[日本経済新聞夕刊 2018年8月6日付]

「ニッキィの大疑問」は原則月曜更新です。

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