人と企業の「築地市場」に 働く選択肢広げるビズリーチの南壮一郎社長

――だから組織設計も違うと。

「データベース商売で、築地市場をイメージしてもらえるといいと思います。登録者にとっては人間ドックが分かりやすい。がんなどを早期に発見したり、予防したり、それが目的ですよね。僕らはキャリアを診断する場を提供しているのです。元気で働いているうちに、何が評価され、何が評価されていないのか」

「どういうキャリアの選択肢があるのか知った上で自身のキャリアを運営する。そんな時代です。それがビズリーチを作ったときの僕の思いです。転職を促したいわけではない」

――事業継承分野にも進出しました。

「データでは中小企業の約4割が第三者に事業を継承しています。生産性の高い東京で仕事をしている人が、地方に戻るのを望む親は少ないでしょう。だから今、廃業する企業の49%が黒字なんです。会社を売ったり、買ったりすることは悪いことじゃない。資本の流動化は、雇用の流動化の次に僕らがやりたい社会変革なんです」

(聞き手は中村直文)

南壮一郎
1999年、米タフツ大数量経済学部・国際関係学部卒、モルガン・スタンレー証券(現モルガン・スタンレーMUFG証券)入社。04年、楽天イーグルスの立ち上げに参画。09年、ビズリーチを設立し、社長に。趣味は海外を見て回ること。静岡県出身。41歳。
開始8年、100万人登録
ビズリーチが運営する転職サイト「ビズリーチ」は経営幹部などのハイクラス層に特化したサービス。会員は平均年齢が40歳で6割以上がマネジメント経験者。2009年のサービス開始から8年目で累計登録会員数が100万人、累計利用企業数は7200社以上に上る。
総務省によると、16年の転職者数は7年ぶりに300万人を超えた。ただ人材サービスは景気の影響を受けやすい。同社は中小企業の事業継承を支援するサービスを始めるなど、人材サービスで一定の収益を確保しながら収益源を増やす。(下野裕太)

[日経MJ2017年12月25日付]

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