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知識携え電気の未来提案 後発のLED、営業で開拓 サンケン電気パワーシステム営業統括部 石村将章さん

2018/7/9

サンケン電気営業本部パワーシステム営業統括部第1営業部長の石村将章さん

サンケン電気が成長分野と位置づけている新エネルギー関連事業では、同社の強みである電力変換装置や蓄電装置を活用したシステムやサービスを提案している。4月にパワーシステム営業統括部の第1営業部長に就いた石村将章さん(41)は、電力システムの販売やマーケティングに取り組み、顧客ニーズに合った事業化を進める。

サンケン電気は公共施設や小規模発電所などに「フライホイール」と呼ぶ蓄電システムを提供している。石村さんは「蓄電システムを2018年度中に事業として軌道に乗せることが目標」と話す。大電力を効率よく出し入れでき、ピーク電力を低減する用途でも利用が期待される。

電力を有効活用するスマートグリッド(次世代送電網)が普及すれば、送電網の中でこうした装置の需要が高まる。発電した電力を蓄電し、安定した電力を双方向に送電するための変換装置が必要になるためだ。

大規模発電所の電力を一方通行で送電していた従来の電力インフラと異なり、スマートグリッドでは各家庭や公共施設で電力を融通し合えるようになる。

現在は、電力システムを開発するためのマーケティング活動を進めている。サンケン電気が手掛けていない電池や太陽光パネルを開発する他社と協力して、それぞれの製品を組み合わせた電力システムも提案する。さらに送電網を管理する電力会社と連携することも想定する。

石村さんの役目は、新しい事業で市場のニーズを読み取って、これまでにない製品を企画すること。難しいビジネスだが、新規事業の立ち上げなどで培った過去の経験が生きているという。

サンケン電気は09年に発光ダイオード(LED)を使った照明器具を新規事業として立ち上げた。同年3月に石村さんは当時の統括部長から呼ばれてLEDとワニ口クリップを見せられた。「これで新しい事業を考えろ」と言われ、顧客開拓やマーケティングを担当することになった。

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