アーバンリサーチ 脱がずに仮想試着、サイトで即購入パルコヤ上野店、通販・実店舗良いとこ取り

日経MJ

2018/7/17

上野店の店舗面積は約790平方メートルで、関東で2番目に広い。同社が展開する10~20代向けブランド「KBF」や30~40代向けブランド「アーバンリサーチ ロッソ」など全ブランドを扱っており、20~40代の幅広い層を呼び込んでいる。

■マネキンでランキング

多数の商品が並ぶなか短時間で効率的に買い物をしてもらうための仕掛けをあちこちに施した。その一つが店の入り口に並ぶ青色のビニールバッグだ。これを持って店内に入れば、販売員から声をかけられず自分のペースで商品を選べる。

通常の店舗と同じように見えるマネキンにも工夫がある。ブランドが推奨する装いをマネキンに着させるのが一般的だが、売れ行き1~3位の服を着せている。

ネット通販では商品の売れ行きをランキング形式で表示する場合が多い。ネット通販が浸透する中で、実店舗でも人気商品がどれかを尋ねる客が増えていることに着目したという。

今やインターネット通販に慣れた消費者が大半。時代の変化に対応し、アーバンリサーチは将来的に、実店舗に販売員を置かない「無人店舗」を開くことを目指している。実店舗に訪れる客の中には販売員からの丁寧な接客を求めている場合も多く、同社の新しい取り組みに戸惑う客もいるようだ。無人店舗の浸透には時間がかかりそうだが、上野店が無人店舗化への足がかりとなる。

(高橋彩)

[日経MJ 2018年3月14日付を再構成]

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