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TOKYO BASE「ファクトタム」 国産デニムを世界発信 アジアも進出ねらう

日経MJ

2018/7/5

カジュアル衣料のTOKYO BASEが2017年6月に出資したブランド「ファクトタム」が好調だ。素材やシルエットにこだわった国産デニムが人気でコアなファンを持つ。TOKYO BASEが実店舗やネット通販の販売を見直したことで、同年7~12月の小売売上高は前年同期比5割増えた。海外でのコレクション発表も視野に、世界への発信力を高める。

伊勢丹新宿本店メンズ館に並ぶファクトタムのデニム

「ファクトタム」はデザイナーの有働幸司社長が04年に立ち上げた。ストレッチ素材を用いた細身のデニムを発売した。創業当時は男性向けデニムは太めが主流だったため、ファクトタムのデニムは珍しいと話題を呼び、中性的なファッションを好む20~40代の男性から支持を集めた。

国産のものづくりにもこだわる。有働社長は自ら岡山県にある提携工場に3カ月に1回程度訪れる。新しい技術が導入されているかなどを確かめ、いち早くデザインに反映させることをモットーとする。デニムを武器に、大手セレクトショップや百貨店への卸売りを通じて認知度を広めた。

コアなファンはつかめていたものの、売り上げの横ばいが続いていた。日本発のブランドを世界に発信する目標を掲げるTOKYO BASEから出資と販売支援の話を持ちかけられたことをうけ、ブランド運営会社の株式49.37%を譲渡した。

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