東南アジア最近の政情は? 広まる強権、中国の影響も

東南アジアの在留邦人も約19万人(17年10月時点)に増えています。リゾート地などを探す旅行者にとっても、政情の安定は気になります。それぞれの活動のしやすさが損なわれないか、関係者は慎重に動きを見守っています。

ちょっとウンチク

「安定」優先の現実論

2012年末、再登板した安倍晋三首相は「価値観外交」を掲げた。民主主義や人権尊重の考え方を共有する国との関係を強化する姿勢で、最初の訪問先に選んだのがベトナム、タイなどの東南アジア諸国だった。同地域に影響を強める中国に対抗する意図だったが、各国の強権に歯止めがかからない。

一方、テロの脅威も高まっている。「政情や治安が安定するのなら、強権政治でも仕方がない」といった声が、在留邦人や外資企業だけでなく、現地の人たちの間から漏れるのも事実だ。民主主義が直面する試練は、そんな「現実論」にも垣間見える。

(アジア・エディター 高橋徹)

■今回のニッキィ
内田 厚子さん 社会保障教育講師。18年4月、チューリップ観賞などでベネルクス3国を訪れた。「ルクセンブルクでは、観光バスの運転手が厳密に休息を取り、労働環境の進みぶりに驚きました」
海老沢 亜希子さん エネルギー関連会社勤務。18年10月のピアノ発表会に向け、チャイコフスキーの「四季」の曲を練習する。「毎日ピアノに触るよう心掛けていますが、没頭できるとより楽しいです」

[日本経済新聞夕刊 2018年6月18日付]

「ニッキィの大疑問」は原則月曜更新です。

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