転職・起業したら名刺いらない 成功のカギはSNS人脈経営コンサルタント 阪本啓一

自分ブランドの旗を立てる

私が軸足とするメディアの変遷につれ、読者は減っていき、現在は2544人ですが、最盛期は1万5000人ほどいました。この読者の存在が、独立後の「心の安心」につながりました。仕事に直接つながるということはあまりなかったのですが、「マーケティングなら阪本」という個人ブランドの旗を立てるうえで有効でした。

会社員時代に初めて出版した翻訳書『パーミションマーケティング』の初動販売も、メルマガ読者が「基礎票」として応援してくれたおかげでヒットにつながりました。アマゾン・ジャパンが進出する前でした。意識してはいませんでしたが、これが「阪本エコシステム」を形成していたのです。

「エコシステム」とは、どんなものか

エコシステムは個人と個人が所属組織の壁を超えて、インタレスト(興味・関心)と共感を接着剤としてダイレクトにつながり、一種の生態系を作ることを指します。コミュニティーやファンベースと呼ぶ人もいますが、同じ意味です。様々な生物が形成するグレート・バリア・リーフみたいなものです。

独立・起業するにせよ、どこかの会社に転職するにせよ、あなた個人がどのようなエコシステムを持っているかが繁盛の鍵です。起業する人は、店や商品をしっかり作り込むことに集中するあまり、「誰に、どのように届けるのか」が二の次になってしまいがちです。私は起業する人に「あなたを応援してくれるエコシステムをどのようにつくりましょうか」とアドバイスします。つまり、売る商品だけではなく、売れる仕組みも同時につくるのです。

エコシステムは新陳代謝します。会社員副業時代(1995年)のメルマガ読者のエコシステムと、2018年現在のそれとの間では、ほとんど共通した人がいません。「エコシステムを形成する人たちとつながるメディアがメルマガからSNSに変わった」「阪本の発信内容が変わった」「時間が流れることによる各人の環境の変化」などが理由です。エコシステムは「管理」「操作」とは最も遠い性質をもっています。自然の流れに任せるしかないのですが、SNSの利用方法を通じて、繁盛へと結びつけるノウハウを以下に解説します。

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