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SNSを仕事に組み込むと、スピード感が上がる。 写真はイメージ=PIXTA

SNSを仕事に組み込むと、スピード感が上がる。 写真はイメージ=PIXTA

私は今、ブランドクリエイターや作家としてセカンドキャリアを楽しんでいますが、経営の安定の鍵はSNS(交流サイト)に頼っています。正確に言うと、SNSによって生成・維持されている「エコシステム(生態系)」で安定を保っているのです。

利用しているのはフェイスブック、ツイッター、インスタグラム、ブログ、LINEです。私が経営する「JOYWOW」という会社のウェブサイトはあるにはありますが、たったの1ページだけ。しかもブログとフェイスブックにリンクを張っているだけの質素なものです。電話番号も載せていません。これには理由があります。会社の活動があまりにも速く、しかも盛りだくさんで、それをウェブに反映させるためには専任担当者が必要です。ところが、雇うつもりがないからです。

事務所に固定電話が不要な理由

日々の活動が時差なくそのまま伝わるフェイスブックを広報媒体として使っています。会社の固定電話はそもそも置いていません。以前はあったのですが、「電話から仕事の依頼が来たことは独立以来19年間、1度もない」「かかってくるのは営業電話ばかり」といった理由でやめました。

ファクスもありません。使わないし、もしあったら、営業電話ならぬ営業ファクスが来るのがオチです。見も知らぬ相手がこちらのファクス用紙とインクを使って営業するわけで、精神衛生上もよくありません。いずれにせよ、今回のテーマであるエコシステムにウェブサイトと電話とファクスは不要なので、無視しています。

クライアントや編集者とのやりとりは基本的にフェイスブックのグループ機能やメッセンジャーを使っています。顧問税理士とはLINE。使ったことのない人にはわかりづらいでしょうが、メッセンジャーやLINEを使い始めると、メールの手間はわずらわしくなります。「文章を整えなければならない」「スマートフォンが仕事道具の中心になっているので、メール返信文章を書きづらい」「送返球の時差が大きい」――が主な理由です。

私は会社員時代から、メールマガジンを発行していました。始めたのは1995年のことです。パソコン通信「ニフティサーブ」のマーケティングフォーラムに入り、そこで「毒舌キャラクター」を立てて目立っていました。フォーラムメンバー向けに加え、メールマガジン配信サービス「まぐまぐ」を利用して、マーケティングエッセーを発信したのです。

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