内定者研修は雪中キャンプ アウトドア好き集まれスノーピークの山井太社長

スノーピークの山井太社長
スノーピークの山井太社長

キャンプ用品製造・販売のスノーピークが事業の幅を広げている。キャンプ施設の運営やグランピング事業、アパレル、街づくり。共通のテーマは企業理念でもある都市生活者の癒やしだ。山井太社長は「非キャンパーは日本の人口の93.5%。理念に沿ったビジネスはまだまだ広がる」と使命感に燃えている。

――社会全体が遊び心を失っている印象はありますか。

「大企業の活力は低下していると思います。まじめにマーケティングをやって、P・D・C・A(プラン・ドゥー・チェック・アクト)で経営を回していると、同じ業界の10社とも同じ製品サービスを提供しがちです。違う価値を提供した方が資本主義経済的に正しい気がしますがね」

「うちは他社がやっていることを絶対にやらない会社。世界初にフォーカスしています」

――本社がキャンプ場にあることで有名です。

「今日もたくさんのユーザーが来られています。本社内も一部を除いて自由に見学できます。開かれたものづくり集団のような感じで」

――なじみの顧客はどれぐらいいるのですか。

「ポイントカードの発行枚数は30万枚くらいで、アクティブなユーザーは12万~13万人ぐらいでしょう。年間にここで50泊する人もいますね」

「5年前くらいから新卒の定期採用をしていますが、最近は『父がスノーピークのファンで、キャンプ用品を愛用しています』というスノーピークキッズたちが受けてくれたり、入社したりしています。面接で何か質問はないかと聞くと『父が社内割引はどれぐらいか聞いてきてほしい』とか。まあ、うれしいことです」

キャンプ好き 採用の条件

――入社条件は。

「やはりキャンプ好きであること。そうでないと勤まらない。内定者の最終研修は2月で、2メートルほど積もるここで雪中キャンプをします。これで本当に好きかどうか分かります」

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