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ババロアVSムース 「ぷるふわ」スイーツ対決14選

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NIKKEI STYLE

ぷるぷるの食感が楽しいババロア、ふわふわした舌触りが魅力のムース。
夏向けの姉妹のようなスイーツに、食べるのが惜しいほどの逸品が増えている。
進化する「ぷるふわ」スイーツ2種を、12人の専門家がそれぞれランキングした。

食感異なる 似たもの同士

ババロアは牛乳、卵、砂糖を混ぜ合わせたものに泡立てた生クリームを加え、ゼラチンを使って冷やし固めたお菓子。ムースは生クリームや卵白を泡立てて空気を入れ、細かい泡によりふんわりと仕上げたものだ。これが基本形で、後は作り手が抹茶や果汁を加え独自のスイーツに仕上げる。ババロアはムースに比べて弾力があり「ぷるぷる」とした食感、ムースは軽くふんわりとした「ふわふわ」感が特徴といえる。それぞれ似ているようで味わいが微妙に異なる。

ババロアは16世紀ごろ、ドイツのバイエルン地方のババロワーズという飲み物が起源という説があるなど、スイーツの古典として知られてきた。そんな概念を覆したのが「花のババロア havaro」(2015年発売)。見た目も鮮やかな食用花を取り入れたこのババロアはインスタ映えすると評判を呼び、スイーツ激戦区の東京で知名度を得た。人気商品だが花の鮮度を重視して首都圏の3店舗でしか取り扱っていない。それが希少性となり、東京観光の帰りに店に立ち寄るファンも少なくない。

手にしてもらわなければおいしさも伝わらない。「驚きと楽しさ」をデザインしたスイーツが今後も増えそうだ。

ババロア1位 抹茶ババロア 1090ポイント
とろけてふわっ 食感共存 ISSUI

伊勢丹新宿本店(東京・新宿)の限定。2008年、新宿中村屋(同)と組み和菓子ブランド「ISSUI(イッスイ)」の商品として投入した。生クリーム、つぶあん、抹茶のババロアをそれぞれ別の容器に入れ細長い3段重ねにした。「容器を高く組み合わせているので、もらった時の驚きがあり、喜ばれそう。好みの量で食べられるのも良い」(辻本士主子さん)など、選者の多くが容器をスタイリッシュと評価した。

器だけではない。「とろける食感とふわっとした食感がバランスよく備わっているので口の中で抹茶風味の広がりが早い」(平岩理緒さん)、「生クリーム、つぶあんともに本格的」(吉岡久夫さん)と味の評価も高かった。新緑の季節には抹茶のスイーツがより映える。

(1)1個648円(2)電話03・3352・1111

ババロア2位 フルーツババロア 1070ポイント
フルーツの甘さ すっきり相乗り 京橋千疋屋

涼しげな透明カップに入ったバニラ味のババロアに、メロンやオレンジ、キウイ、旬の果物など、果物の老舗がこだわって選んだフルーツをふんだんに盛り込んだ。軽くてプルンとしたババロアはなめらかな口当たり。ぜいたくな1品だ。「ババロア、フルーツそれぞれの甘さの相乗効果で、食べ始めると止まらない。見た目もおいしさを引き出している」(吉岡さん)、「ババロアはフルーツの繊細な風味を消さない。酸味と甘みのバランスも良い」(下井美奈子さん)などと高く評価された。

「今回の試食会は脂肪分が多くしつこく感じるババロアが多かったが、これはすっきりした質感がいい。素材の質の高さを感じた」(君島佐和子さん)という声も上がった。京橋千疋屋(東京・中央)が各地の店舗で取り扱う。人気の商品なので事前に問い合わせした方がいい。

(1)1個648円(2)電話0120・082・877

ババロア3位 抹茶ババロア 800ポイント
和と洋、極上のフュージョン 紀の善

東京・神楽坂の老舗甘味どころは週末になると抹茶ババロアを食べようと行列ができる。「抹茶の苦みが心地よい。手土産で男性にも喜ばれる」(神谷千佳代さん)。抹茶とあん、生クリームが三位一体となり、「ふんわりとした口どけの中に広がる抹茶の香りが濃密。和と洋の極上のフュージョン」(chicoさん)。持ち帰り用の商品を取り扱うほか、東京都内の主要百貨店でも購入できる。11~3月は本州内で冷蔵発送も。

(1)店内874円、持ち帰り658円(2)http://www.kinozen.co.jp/

ババロア4位 ペタル 700ポイント
ゼリーに食用花 花のババロアhavaro

食用花を入れた透明のゼリーとババロアが2層になった「花のババロア」。中でもキューブ型の「ペタル」は一見ババロアとは思えない。進化形スイーツと言える。「キラキラしたゼリーの中に花が咲き心躍る」(下井さん)インスタ映えはもちろん「一口サイズの品の良い大きさ、かわいい食用花、ヘルシーなゼリーが一体となりおいしい。ババロアもプルンとした食感」(村山なおこさん)と味も負けない。東京、千葉、神奈川各都県の計3店で扱う。

(1)8個入り1944円(2)http://www.hana-no-babaroa.com/products/

ババロア5位 アロウカナババロア 620ポイント
コーヒー味に懐かしさ とんかつ一幸

埼玉県春日部市のとんかつ店がデザートに振る舞っていたのが評判となり、冷蔵の通信販売に広がった。アロウカナは南米チリ原産の鶏で、卵はコクがあり黄身がしっかりしている。千葉の養鶏家から仕入れている。「滑らかな口どけとともに卵の温かみのある味が広がる。コーヒー味が入り懐かしさを感じさせる味」(辻本さん)だ。「何の飾りもないシンプルさが個性になっている」(君島さん)。

(1)6個入り3150円(2)電話048・736・7835

ババロア6位 昔ながらのババロア 520ポイント
オレンジソース、昭和の香り 銀座千疋屋

プルンとした弾力とオレンジソースは商品名そのままの昭和の香り。「懐かしい母の味」(野山真由美さん)。「皿に美しく盛れば上質のデザートに」(chicoさん)。レストランでパティシエがデザートを自由に盛る「アシェットデセール」の雰囲気を楽しめるかも。東京・銀座本店で取り扱う。

(1)1個648円(2)https://ginza-sembikiya.jp/

ババロア7位 オレンジババロア 430ポイント
夏思わせるさわやかな香り FBクリエイト

「さわやかなオレンジの香り」(瀬戸理恵子さん)で「夏の風景が目の前に広がる」(猫井登さん)。溶けていくババロアの後、バターで作ったスポンジの食感が訪れるショートケーキ。冷凍便でウェブ専門。

(1)1個288円(2)https://store.shopping.yahoo.co.jp/fbcreate/cs00020.html

次ページではムースをランキング

ムース1位 トランシュジャック 1090ポイント
キャラメルと洋ナシがコラボ ジャック

福岡屈指の洋菓子店とされるジャックの人気商品はキャラメルムースと洋ナシのムースのコラボレーション。蜂蜜で煮た洋ナシのみずみずしさと香りが特徴だ。店主の大塚良成さんがフランス・アルザス地方の名店「ジャック」で学んだフランス菓子の奥深さを感じさせる。「キャラメルと洋ナシは王道の組み合わせ」(村山さん)だという。

「キャラメルのほろ苦さがほどよく、ムースならではのしゅわっとした優しい食感もストレートに楽しめる」(瀬戸さん)、「優しいキャラメル味は子供にも喜ばれそう」(猫井さん)など味わいを評価する声が相次いだ。同市内3店で販売するほか、冷凍便で全国発送する。

(1)冷凍便は5000円(長さ18センチ、幅10センチ、高さ5センチ)(2)http://www.jacques-fukuoka.jp/

ムース2位 アルフォンソマンゴーのムース 870ポイント
濃厚な南国ムード漂う逸品 京橋千疋屋

アルフォンソは主にインドで収穫されるマンゴー。インドで「神様の果物」と呼ばれるこのマンゴーを、ホールケーキの上に盛られたフルーツとムースにふんだんに使う。「マンゴーそのものを食べているようなムース」(野山さん)、「濃厚な甘みのマンゴーと口どけの良いムースのバランスが抜群」(山本諭さん)など、南国ムードが漂う逸品を選者の大半が支持した。

ケーキは直径12センチと小ぶりだが、フルーツが盛りだくさんなので3~4人で楽しめる。「お祝いや記念日に喜ばれそう。夏向きの味」(平岩さん)。ウェブ専門で冷凍便で発送。期限は解凍後、冷蔵保存で2日。

(1)2700円(2)http://www.senbikiya.co.jp/onlineshop/index.html

ムース3位 マトラッセ シャンパンとホワイチョコのムース 800ポイント
心浮き立つピンク色 ルワンジュ東京

東京・六本木の高級洋菓子店「ルワンジュ東京」がウェブ専門で販売。同店のケーキブランド「マトラッセ」はみな色鮮やかだが、この直径12センチのムースもピンクで心が浮き立つ。「デザインがすてきで女性の人気を集めそう」(神谷さん)。ムースも極上。「何層にも重なったムースとソースのすべてを一緒に口に入れることで口の中に新たな感覚を生み出している」(山本さん)、「シャンパンムースの上品な香りと軽やかなムースの口溶けが印象深い」(村山さん)。冷凍便。

(1)5379円(2)http://patisserie-lt.co.jp/

ムース4位 チーズケーキ イスパハン 750ポイント
味・色彩にメリハリ ピエール・エルメ・パリ

濃密な味のフランス菓子で有名なピエール・エルメ。チーズ入りムースがケーキ全体のおいしさを引き立てる。「甘さと酸味のコントラスト、ムースの滑らかさと底の生地のジョリジョリした食感の対比、ビビッドな色彩などメリハリの利いた構成が見事」(君島さん)など完成度が評価された。みずみずしいライチとバラの香りも特徴。「ムースを控えめにするといった作り手の精緻なバランスに心引かれる」(瀬戸さん)。5月末までそごう、西武百貨店などで販売。

(1)1個864円(2)https://www.pierreherme.co.jp/

ムース5位 コクシネル 650ポイント
モチーフはてんとう虫 ヴィタメール

ベルギー「ヴィタメール」のムーススイーツはてんとう虫(フランス語でコクシネル)がモチーフ。「お土産にしたらかわいらしさが話題になること間違いなし」(辻本さん)。てんとう虫は欧州で「マリア様の使い」。そんな縁起の良さに加え「ベリームースとチョコレートムースが幾重にも重なるなど複雑な構成ながら、全体の食感にまとまりがある」(下井さん)。5月末まで高島屋など全国で販売。

(1)680円(2)https://www.wittamer.jp/

ムース6位 ラ フレーズ 630ポイント
イチゴ感たっぷり 大人の味 ダロワイヨ

フランスの名店「ダロワイヨ」の意欲作。モチーフはイチゴで崩すのをためらうかわいさだ。「イチゴとチョコとベリーのムースで大人の味」(吉岡さん)、「淡雪のような口溶けの中でイチゴのツブツブとした感じが楽しい」(chicoさん)。三越などで取り扱い。

(1)1個594円(2)http://www.dalloyau.co.jp/

ムース7位 ラヴィアンローズ 570ポイント
ラズベリーに映える「白いバラ」 お菓子のリーフ

真っ赤なラズベリーソースに生クリームのバラで華やか。断面はイチゴとバニラのムース。「きれいな色使いで、同時にとろけてムースらしさを実感」(村山さん)。直径15センチ。ウェブ専門で冷凍便。

(1)4228円(北海道、沖縄県で送料別)(2)http://www.leaf-cake.co.jp/

◇  ◇  ◇

ランキングの見方 数字は選者の評価を点数化。商品名、ブランド名または店名(1)税込み価格(送料別)(2)店・販売サイトのURLまたは電話番号。写真は岡田真、スタイリングは来住昌美

調査の方法 スイーツに詳しい編集者らの協力で全国のババロアとムースを使用したスイーツを各15品選び、商品名を伏せて試食会を実施。「見た目の美しさ」「口溶けのさわやかな感じ」「取り寄せできなくても、わざわざ店に行ってでも買いたい」などを評価基準に、編集者や製菓担当など専門家12人にそれぞれ上位7位までランキングしてもらい、編集部で結果を集計した。

今週の専門家 ▽神谷千佳代(スイートネットワーク代表)▽君島佐和子(「料理通信」編集主幹)▽下井美奈子(スイーツコーディネーター)▽瀬戸理恵子(フードエディター・ライター)▽chico(スイーツライター)▽辻本士主子(レザンジュ シェフ)▽猫井登(お菓子の歴史研究家)▽野山真由美(高島屋洋菓子バイヤー)▽平岩理緒(「幸せのケーキ共和国」主宰)▽村山なおこ(菓子コーディネーター)▽山本諭(菓子ジャーナリスト)▽吉岡久夫(フードアナリスト)=敬称略、五十音順

[NIKKEIプラス1 2018年5月19日付]

NIKKEIプラス1の「何でもランキング」は毎週日曜日に掲載します。これまでの記事は、こちらからご覧下さい。

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