2018/5/29

フレームワークで働き方改革!

ただ、漫然と話し合っても部下のホンネは出てきません。それどころか、下手をすると上司が一方的に話をして、かえって問題をややこしくしてしまいます。

そこで活用してほしいのが「コーチング」です。指導や助言によるのではなく、対話を通じて自らの変容を促し、目標達成を支援する働きです。

その代表的な手法である「GROW」モデルでは、5つのステップを踏んで、目標に向けての行動へと導いていきます。

質問を使って相手に考えさせる

たとえば、成長を実感できていないことで、悩む部下がいたとしましょう。まずは、「5年後にどうなっていたら、満足を感じる?」「あなたが、今一番、達成したいと願うことは何?」「仮に何でもできるとしたら、何をやってみたい?」と尋ね、目標(G:Goal)の設定をします。

次に、「その目標に対して、今はどれくらい進んでいる?」「課題を3つ挙げるとしたら、何と何と何がある?」「それに対して、今までにどんなことをやってきたの?」と現状(R:Reality)の把握をします。

さらに「実現に向けて、誰かの力を借りるとしたら誰?」「過去に一番うまくいったという経験はどんなものがある?」「あなたの持ち味は何だと思う?」と資源(R:Resource)の発見のお手伝いをします。

ここまできたら選択肢(O:Option)の創出です。「何をしたら目標に一歩近づけるだろうか?」「まだ試していない方法に、どんなものがある?」「君らしい方法に、どんなやり方があるかな?」とアイデアを求めます。

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部下の強みを最大限に発揮させる