若者つかむアイドルCM、自ら企画 「バイトル」社長ディップの冨田英揮社長

――若者にいかに刺さるかですね。

「リクルートのタウンワークがダウンタウンの松本人志さんを起用しましたが、あれはやられたって感じで。お笑いもいいかと思いましたが、やはりうちはアイドル路線でいこうと」

――最近の学生はバイトをしなくなった印象もあります。

「しないというより、変えようとしない。大学生活の4年間同じバイトという人がすごく多い。ある意味、それがアピールと思っているのですかね。今は変わるたびに時給が上がる時代で、平均時給1200円なんて僕らから見たら、夢の世界ですよ」

――主婦やシニア向けはどうですか。

「主婦はチャンスです。チラシよりスマホ広告の時代で、バイト探しもそちらに向かっています。今後はバイト求人でトップに立つと。ネットではすでに一番ですが、紙は残りますからね」

冨田英揮
1990年愛知学院大商卒、地産入社。その後、ゴルフ会員サービス会社、英会話スクールなどを経て97年ディップを創業。信条は「ピンチはチャンス」。趣味はバーベキューで、社員を招くことも。愛知県出身。51歳。
主婦層などの開拓課題
求人サイト運営のディップの2017年2月期は売上高が前の期比24%増の331億円、営業利益は27%増の91億円だった。飲食店や小売りの人手不足を背景に、アルバイト求人サイトへの広告出稿が増えたことで、いずれも過去最高を更新した。
18年2月期の売上高は380億円と前期比15%増を見込む。特殊紙の販売を始めるなど事業の多角化も進めるが、中長期的な成長のカギは顧客層の拡大にかかっている。主力のバイト求人サイトの利用者の8割は25歳以下であり、主婦層などの開拓が課題といえそうだ。(下野裕太)

[日経MJ2017年9月18日付]

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